打ちやすいから手打ちのミスが起きる
GD 今季からUTを入れるそうですがその理由は何ですか?
富村 ロングアイアンより簡単にキャリーと高さが出るのでUTを入れることにしました。
GD アマチュアにとってもUTは打ちやすく簡単なクラブだと思いますが、意外と上手く打てないことがあります。
富村 理由の一つは、クラブの総重量が軽いことが考えられます。軽いと振りやすいですが、インパクトで手元が浮きやすくなります。するとフェースが開いてスライスしたり、ヘッドがボールに届かずトップするミスが多いんじゃないでしょうか。
GD アイアンに比べてクラブ重量が軽くなるから、手で合わせて打ちやすくなることが原因ということですか。
富村 振りやすいぶん手打ちにはなりやすいので、絶対に手打ちにならない打ち方を覚えることが重要になってきます。
ライが悪くても球を上げられる
GD やはりUTはプロにとってもお助けクラブですか?
富村 もちろんです。ラフに入ったときでも、ボールのかなり手前からヘッドを入れて打てますし、ライが悪いところからでもダフらないようにフェースの少し下側で打っても、普通に飛ばすこともできます。UTは簡単に打てるクラブですけど、逆に簡単だからといって振りすぎには気を付けてほしいです。もともと、ヘッドやクラブの構造上、普通に打てさえすれば飛距離も高さも自分が思った以上に出ると思います。ですので、強振することなくミートを心掛けて振ってください。
GD 最後にUTの特別なドリルがあれば教えてください。
富村 ミート率を上げる意味でも右腰から左腰の振り幅で打つ練習が効果的です。その振り幅でもかなり飛ぶことがわかれば大振りすることがなくなってきます。さらに、左足かかとを上げ下げしてリズムよく振れれば、手打ちによるミスはなくなるので、よりミート率が上がってUTを上手く使いこなせるようになりますよ。
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富村プロのレッスンの続きは2024年4月2日号の「週刊ゴルフダイジェスト」かMyゴルフダイジェストで是非確認を!
PHOTO/Hiroaki Arihara
THANKS/ザ・カントリークラブ・ジャパン(千葉県)
※週刊ゴルフダイジェスト2024年4月2日号「UTをお得意様にする」より一部抜粋