AI設計のフェースを搭載する『Ai-ONE』。そして三角形のホーゼルを組み込んだ『TRI-BEAM』。いずれも打点ブレの影響を最小限にとどめるパターだが、今回その2つが融合! オデッセイだから実現できた究極的にミスに強い『Ai-ONE TRI-BEAM』、ギア探偵がその実態に迫る。
画像: ギア探偵 金田一飛助 ギアのテクノロジーの謎を解き、本当の性能をあぶりだす

ギア探偵
金田一飛助
ギアのテクノロジーの謎を解き、本当の性能をあぶりだす

さらば! にっくきミスパット

画像: DOUBLE WIDE CS

DOUBLE WIDE CS

Ai-ONEインサート
インサート裏はAIが設計の複雑な隆起が。これが芯を外してもボール初速の低下を抑制。小窓からのチラ見せもマニア心をくすぐる。
※裏側の形状が見えるのは『Ai-ONE TRI-BEAM』のみ

ラケットホーゼル
ヘッドとの接合範囲を広げることでミスヒット時のフェース面のブレを抑える。ヒール側を垂直に立ち上げたことで構えたときに違和感がない。

ヘッドの好みを問わず
最大の寛容性を得られる

パターは14本の中で形状や大きさなどが最も多岐にわたる。

振り返ればL字、T字の時代にアンサー型が衝撃を与え、マレットの次はネオマレットが誕生。2ボールに代表される視覚効果を狙ったもの、長尺や中尺パターもボールをカップに沈めるための産物だ。

そして今、パター開発は新たなフェーズに突入したとギア探偵は見る。

「どのクラブもそうだが、今はフェースセンターで打ったときとオフセンターのときで、ボール初速や打ち出し方向の誤差をいかに小さくするか、これが開発のトレンドだ。パターも同様。大慣性モーメントでヘッドのブレを抑えるネオマレット的な考え方は引き続きあるが、いまホットなのはホーゼルの工夫だ。オデッセイ『TRI-BEAM(トライビーム)』の“ラケットホーゼル”のように、ヘッドの広い範囲をホーゼルが支えることで、オフセンターヒット時にヘッドのブレを最小限に抑える仕組みだ。しかもオデッセイのそれは、構えるとホーゼルの三角形が姿を消し、違和感はほぼゼロ。また通常のホーゼルと同等の重量なので、無駄に重心が上がらない優れものだ」

ギア探偵が言うように、複数メーカーが競うように三角形のホーゼルのパターを送り出している。ツアープロも結果を出すなど、その効果は確かなようだ。

「もうひとつ、これはキャロウェイ独自のテクノロジー、AIが設計したフェースインサートを組み込んだパター『Ai-ONE(エーアイワン)』だ。これはオフセンターヒットでもボール初速の低減を抑え、結果カップに寄る確率を高めるというもの。ドライバーの技術を即座にパターに取り入れるところは、本当にやることに抜け目がない」

そして遂にというか、やはりというか、この2つのパターを合体させたモデルが間もなく誕生する。『Ai-ONE TRI-BEAM』がそれだ。

「芯を外してもブレないヘッドと、初速が落ちにくいインサート。実績がある2つの技術が結びつくのだから、まさに虎に翼、現時点においてはパターの究極形態と言えるかもしれない。しかも、樹脂+アルミインサートに加え、チタン製のミルドインサートも用意されている。オデッセイらしくラインナップも半端な数ではない。形状や打感といった好みを生かしつつ、究極的にミスに強い効果も手にできる。

『Ai-ONE TRI-BEAM』によって、パターの勢力図が大きく塗り替えられる、そんな予感がしてならない」

しっかり派?ソフト派? 好みの打感で選べる2つのインサート

21%も寄る確率が上がるという魔法のフェース

『Ai-ONE TRI-BEAM』は樹脂の表面とAIが導き出した形状のアルミ製との二重構造「Ai-ONE インサート」を搭載し打感はソフト。『Ai-ONE MILLED TRI-BEAM』はチタン製のインサート裏をAIが設計した「Ai-ONE チタン インサート」でしっかりした打感。共に寄る確率が21%上がる結果が出ている。

画像: Ai-ONE TRI-BEAMパター

Ai-ONE TRI-BEAMパター

『ミルド』は大MOI! さらにミスを抑え込む

画像: Ai-ONE MILLED TRI-BEAMパター

Ai-ONE MILLED TRI-BEAMパター

それぞれソールにウェイトを装着し、慣性モーメント(MOI)が大きいが、MILLDはそれとは別にトウ、ヒールにそれぞれ最大16グラムのウェイトが入っている。同社の「TRI-HOT 5K」パターに匹敵する大MOIを実現。

画像: 『ミルド』は大MOI! さらにミスを抑え込む

プロのフィードバックから開発されたスチールシャフト

画像: プロのフィードバックから開発されたスチールシャフト

スチールのしなりとカーボンとの複合シャフト「STROKE LAB」の安定感を融合した「STROKE LAB 90」(90グラム台)を装着。トルクを低減、手元側のカウンターウェイトでパター全体のMOIを高める。

どれにしようか、正直迷う……。怒涛のラインナップ!

ブレード型、マレット、ツノ型、2ボール、最近はやりのワイド系のブレード等、形状は選び放題と言っていい。またインサート違いで好みの打感も選択できる。自分の感覚に合った形状、打感で、ミスヒットをミスパットにしない恩恵を得られるのだ!

Ai-ONE TRI-BEAM

画像: どれにしようか、正直迷う……。怒涛のラインナップ!

Ai-ONE MILLED TRI-BEAM

画像: ※他に「DUBLE WIDE T」もラインナップ

※他に「DUBLE WIDE T」もラインナップ

5mの距離でも寄る、入る
真ん中を外したときの球のまとまり方、これは尋常じゃない

画像1: 5mの距離でも寄る、入る 真ん中を外したときの球のまとまり方、これは尋常じゃない
画像1: 【オデッセイ Ai-ONE TRI-BEAM】ブレない機能がついに合体! これがパターの究極形態なのか⁉【月刊GDギアラボ】
画像2: 5mの距離でも寄る、入る 真ん中を外したときの球のまとまり方、これは尋常じゃない
画像2: 【オデッセイ Ai-ONE TRI-BEAM】ブレない機能がついに合体! これがパターの究極形態なのか⁉【月刊GDギアラボ】
画像3: 5mの距離でも寄る、入る 真ん中を外したときの球のまとまり方、これは尋常じゃない
画像4: 5mの距離でも寄る、入る 真ん中を外したときの球のまとまり方、これは尋常じゃない
画像5: 5mの距離でも寄る、入る 真ん中を外したときの球のまとまり方、これは尋常じゃない

あえてトウ、ヒールで打ち分けるのもアリ

本当にミスヒットに強いのかを本グリーンで検証。試打した加藤プロは特にトウ寄りで打ったときの強さに感動しきりだ。

画像: トウ寄りはゆっくり転がる。下りで活用したい 「下りのパットであえてトウに外す人もいますが、難点はフェース面が狂いやすいことと球足が弱くなりすぎること。でもこのパターはそれがない。方向も距離も合わせられます」(加藤プロ)

トウ寄りはゆっくり転がる。下りで活用したい
「下りのパットであえてトウに外す人もいますが、難点はフェース面が狂いやすいことと球足が弱くなりすぎること。でもこのパターはそれがない。方向も距離も合わせられます」(加藤プロ)

「ヒール寄りは、ラケットホーゼルの効果でミスに強いことは分かっていたけど、トウ寄りで打ってこんなに球足が伸びるなんて驚きです。ゆっくり転がるけど、カップまでしっかり届く。リアルにAi-ONE インサートの効果を実感できました。ゆっくり転がる球が好きなので、あえてトウ寄りで打ちたいぐらいです。上りは強い球足が欲しいからヒール寄り、下りはトロトロ転がしたいからトウ寄り、打ち出しがズレないからそんな使い方もできそうです」

画像: ラケットホーゼルは真っすぐ引きやすい効果も 「テークバックではラケットホーゼルが姿を現しますが嫌ではない。逆にホーゼルの右の面がフェース面と連動するような感じで、ストレートに引きやすくなります」(加藤プロ)

ラケットホーゼルは真っすぐ引きやすい効果も
「テークバックではラケットホーゼルが姿を現しますが嫌ではない。逆にホーゼルの右の面がフェース面と連動するような感じで、ストレートに引きやすくなります」(加藤プロ)

ギアマニア
加藤プロのお気に入りは?
僕はしっかりした打感が好みなので「ミルド」推し。なおかつ操作性も欲しいほうなので、全部打った結果『Ai-ONE MILLED TRI-BEAM ONE T』がベスト。ブレードタイプだけど相当ミスに強い。コレ、本当に欲しいです!

新旧2ボールを比べてみました
打点ブレへの強さこの進化は驚異的だ

画像1: 新旧2ボールを比べてみました 打点ブレへの強さこの進化は驚異的だ

「初代2ボールもミスに強いと思っていましたが、打ち比べると差は歴然。『Ai-ONE TRI-BEAM』の2ボールは大げさじゃなくどこで打っても出球の方向もスピードも変わらない感じ。すごく寛容です」(加藤プロ)

画像: 試打/加藤颯プロ ツアー出場を目指す25歳。自 他ともに認めるギア好きで、 入るパター探しにも余念がな い。オールデイゴルフ所属

試打/加藤颯プロ
ツアー出場を目指す25歳。自
他ともに認めるギア好きで、
入るパター探しにも余念がな
い。オールデイゴルフ所属

画像2: 新旧2ボールを比べてみました 打点ブレへの強さこの進化は驚異的だ

写真/三木崇徳、有原裕晶
イラスト/オーグロ慎太郎
協力/新武蔵丘GC

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