4月5日(金)~4月7日(日)富士フィルム・スタジオアリス女子
会場:埼玉県 石坂ゴルフ倶楽部/18ホール、6535ヤード、パー72
賞金総額:1億円、優勝賞金:1800万円
2005年にスタジオアリス女子オープンとして花屋敷GCよかわコースでスタートし、21年に富士フィルムが特別協賛に加わった。今年は2年振りに石坂GCが舞台となる。
プレーバック2023
初日が悪天候のため中止、36ホールの短縮競技に。
第1ラウンドで首位に立った山下美夢有だったが、第2ラウンドでは岩井千怜に逆転され2打差をつけられる苦しい展開に。
しかし粘り強く追いすがり首位タイで迎えた18番では2打目をバンカーに入れた岩井がボギーとしたことで決着した。
主な副賞(2023)
メルセデス・ベンツ A180、振袖または訪問着一式、デジタルカメラ X-T5、富士フィルムビジネスイノベーション製複合機 ApeosC5570、大型4Kテレビ(読売テレビ賞)
プロゴルファー兼みんゴル特派記者中村修が語る注目選手
今回の会場となる石坂GCは、グリーンがとにかく大きいコース。2段3段グリーンも多いうえに傾斜も強いので、パッティングが重要な要素になると考えられます。また、春風が吹くことが予想されるため、自分の持ち球で風を計算してショットシェイプできる選手が活躍してくるでしょう。
小祝さくらは優勝で勢いをつけられるか…!
プロフィール
勝みなみや吉本ひかると同じ2017年89期生。2019年から毎年優勝を飾っていて、2023年はミネベアミツミレディスツアーを制して通算9勝となったほか、4試合で2位と優勝目前の試合も多かった。2024年ヤマハレディースオープン葛城では見事優勝を果たし、黄金世代で最初に10勝を達成。
2024年度スタッツ(4月1日時点)
メルセデス・ランキング:1位/平均ストローク数:69.4839(1位)/平均バーディ数:4.5806(1位)
中村のコメント
今シーズンの出だし、明治安田とVポイントでは2週連続の2位でしたが、先週の「ヤマハレディースオープン葛城」でついに優勝。昨年「ミネベアミツミレディス」で優勝して以降トップ5を4試合続けたことから、今年も先週の優勝を機に上位に顔を出すことを期待しています。
強風でもショットシェイプができる藤田かれん
プロフィール
櫻井心那と同じ2022年94期生。2023年QTでは3位につけ、今季はステップ・アップ・ツアーからレギュラーツアーへ主戦場を変えた勢いのある若手。レギュラーツアーデビューの年に4勝した櫻井の後に続けるか!
2024年度スタッツ(4月1日時点)
メルセデス・ランキング:18位/リカバリー率:70.2128 (15位)/平均パット数:28.7857(26位)
中村のコメント
2週連続で予選落ちと悔しい結果が続いている藤田かれんですが、明治安田の3日目は強風が吹く中でもドライバーショットの平均飛距離は250y超、67でプレーし28位から4位まで順位を伸ばしました。持ち球と風を計算し、うまくゲームを組み立ててくるのではと注目です。
開幕戦を制した岩井千怜
プロフィール
姉の明愛や桑木志帆らと同じ2021年93期生。昨シーズンはRKB×三井松島レディスとサントリーレディスで優勝。今年はパリ五輪出場、JLPGAツアー5勝、海外トーナメントでトップ5位フィニッシュなどの目標を掲げているほか、開幕戦では見事優勝を果たし通算5勝。
2024年度スタッツ(4月1日時点)
メルセデス・ランキング:3位/平均パット数:1.7056(1位)/平均バーディ数:4.0000(3位)
中村のコメント
石坂GCには自宅から通えるという埼玉県出身の岩井千怜。開幕から1勝を挙げ、先週の「ヤマハレディースオープン葛城」でも優勝争いの末2位タイで終えました。もともとパターが上手い選手として名前の挙がる彼女ですが、今シーズンもパーオンホールでの平均パット数は1.7056と1位。石坂GCのグリーンをどう攻略するのか楽しみです。
ショットに安定感のある佐久間朱莉
プロフィール
桑木志帆と同期の2021年93期生。2023年はTポイント×ENEOSゴルフトーナメント(今年から「Vポイント×ENEOSゴルフトーナメント」に改称)3位、リゾートトラストレディス3位、リシャール・ミル ヨネックスレディス2位と優勝まであと一歩の記録を残し、今年の目標には初優勝を掲げる勢いのある若手。
2024年度スタッツ(4月1日時点)
メルセデス・ランキング:12位/パーオン率:70.7819%(10位)/FWキープ率:78.3069%(10位)
中村のコメント
なんといってもショットが好調。先週のスタッツを見ると、フェアウェイキープ率は37/42、パーオン率も37/42と、ショットの精度が高いことが分かります。今回のコースでは、グリーンが大きく傾斜も強いため、面を狙っていける正確さが求められますが、今の彼女ならうまく対応できるのではないでしょうか。
【写真】中村が注目する小祝さくらの先週の活躍を写真で振り返る(↓クリック)