アマチュアが悩みがちなミスショットであるスライスやチーピンは、アドレス時の「つま先の向き」の工夫で改善できる!? シングルハンディの腕前を持つイラストレーターの野村タケオが実際に試してみた。

体を回しやすいのは「逆ハの字」。スウェイが大きすぎるならつま先を正面に向けよう

みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。ゴルフってのはミスが必ず出るスポーツです。なので、いかにそのミスを少なくできるかってのがスコアを作るポイントです。でも、それが難しいから困っちゃうんですよね。

週刊ゴルフダイジェスト4/16号に「つま先の向きだけでミスヒットが減る」というページがありました。スウィング中のつま先の向きを意識するだけでミスが減るということなんですが、そんなことがあるんでしょうか? 気になるものをいくつか試してみました。

画像: 週刊ゴルフダイジェスト2024/4/16号で特集されていた「アドレス時のつま先の向き」の工夫でスライス、チーピンを防ぐ方法を実践!

週刊ゴルフダイジェスト2024/4/16号で特集されていた「アドレス時のつま先の向き」の工夫でスライス、チーピンを防ぐ方法を実践!

そもそも、あまり僕はつま先の向きとかあまり考えたことがなかったのですが、記事によると「逆ハの字」が気持ちよく振り切れるということでした。自分から見て、少しだけ両つま先が開いている形ですね。自分のアドレスを確認してみると、偶然にも「逆ハの字」になっていました。

記事ではつま先が内側を向けてしまうと、体の動きに制限がかかって、トップが浅くなったり、体が回転しにくくなったりするということでした。試してみましたが、たしかにつま先を閉じるとかなり動きに制限がかかってしまいます。特に僕なんかは歳のせいで可動域が狭くなっているので、なおさらです。やはり「逆ハの字」くらいが一番体の回転がしやすいですね。逆にスウェイが大きすぎる人は、両つま先が正面を向くようにするといいようです。

画像: (左)「逆ハの字」にすると振り切りやすい。(右)スウェイが大きい人はつま先が正面を向くようにするとよい

(左)「逆ハの字」にすると振り切りやすい。(右)スウェイが大きい人はつま先が正面を向くようにするとよい

そして記事にはつま先の向きを変えることで、スライスやチーピンを抑えることができると書かれていました。これが本当ならかなりありがたいですよね。

スライスを防ぐには右つま先を外側へ向ける

まずスライスを止めたい人の場合は、右のつま先を思いっきり外側に向けるんです。スライスが止まらない人って、アウトサイドインのカット軌道で打っているわけで、それを防げばいいわけです。右つま先を右に開くことで、クラブをインサイドに引きやすく、ダウンスウィングも体の内側から振り下ろしやすくなるんですね。結果的にインサイドアウト軌道になるので、ボールがつかまるようになるということです。

画像: スライスを止めたい場合は、右つま先を思いっきり外側に向ける

スライスを止めたい場合は、右つま先を思いっきり外側に向ける

やってみましたが、右つま先をかなり開くと、それだけでクローズスタンスで構えているような感覚になります。右のふところも大きくなるので、たしかにインサイドからクラブを振り下ろしやすい。

画像: クラブをインサイドから下ろせるようになるのでスライスにはならない

クラブをインサイドから下ろせるようになるのでスライスにはならない

ボールを打ってみましたが、インサイドからクラブを下ろせるので、飛球線よりも少し右に打ち出せます。たしかにこれだとカット軌道のスライスは出ませんね。ただ、ボールを捕まえてやらないとそのまま右プッシュのような球になりやすかったですね。自然にヘッドのターンができれば、捕まった軽いドローボールが出ました。

画像: ヘッドをターンできればドローボールになりました

ヘッドをターンできればドローボールになりました

練習場でつま先の開き具合を試してみて、一番振りやすい角度を見つけると、ラウンドでも武器になりそうな気がします。あとボールの位置もいろいろ試してみるといいかもしれません。

チーピンを防ぐには右つま先を内側に向ける

次にチーピンを防ぐ打ち方ですが、これはスライスのときと逆で、右つま先を内側に向けます。そうすることでトップが高くコンパクトになり、アウトサイド気味からクラブが下りやすくなります。そのため自然とアウトサイドインのカット軌道でスライスが打ちやすくなり、チーピンにはならないということですね。

画像: チーピンを防ぐためには右つま先を内側に向ける

チーピンを防ぐためには右つま先を内側に向ける

これもやってみましたが、僕くらい股関節が硬いと本当にカット軌道にしかなりません。トップで全く体が回っていない感じです。

画像: アウトサイドインのカット軌道になりスライスが打てる

アウトサイドインのカット軌道になりスライスが打てる

当然ながら弾道は少し左に出て右に曲がる球が出ました。フェースを無理にターンさせない限りは絶対に左に行かなそうです。僕は元からカット軌道気味のスウィングなので、無理にこの動きをやる必要はなさそうですが、たしかに引っ掛けに悩んでいる人は試してみるといいのかもと思いました。

画像: 左に出て右に戻るスライスボールが打てました

左に出て右に戻るスライスボールが打てました

両方とも練習場で試しておくと、ラウンドで応用が出来ると思います。絶対に右に曲げたくないホールでは右つま先を開き、左に曲げたくないときは右つま先を閉じるとかするといいかもしれません。ラウンドでやらないにしても、スウィング軌道を矯正するための練習として取り入れるのもいいかもしれません。ぜひ一度練習場で試してみてください。

「気になる」が満載!『週刊ゴルフダイジェスト』の記事は「Myゴルフダイジェスト」で!

This article is a sponsored article by
''.