今年は『パラダイム Ai SMOKE』でゴルフ界をにぎわせるキャロウェイ。同社はAIを駆使したフェースを筆頭に、最先端のハイテク技術を用いたギア開発することでゴルフ界をリードしていることは間違いない。しかしその一方で、ローテクともされる分野でも評価が高い。その代表が『Xフォージド』アイアン。その最新作は、国内外を問わず多くのプロがスイッチを果たし、その評価はこれまでのモデル以上に高まっている。その理由とは……。

特に打感にこだわった設計『Xフォージド』

最近のアイアンは進化が著しい。それは「飛距離」、「寛容性」、「弾道の高さ」を求めるからに他ならないが、その進化の裏側で犠牲になるものがある。それは「打感」だ。異素材のコンポジットや、 中空を代表とする構造の多様化などが当たり前になっているが、 どうしても打感の良さを損なうことは避けられない。樹脂などの素材を充填したり、 フェース裏にバッチを貼ったりして、 打感の向上を図ってはいるが限界はある。

『Xフォージド』 は2007年の初代から日本のゴルファーを強く意識して作られている。今回は感性を大切にするプレーヤーのため、特に「打感」にこだわった設計だ。ヘッドはタングステンなどの異素材は使わない一枚物の軟鉄鍛造。また軟鉄のなかでも軟らかいとされる「S20C」を採用した。鉄の厚みにも注目したい。トウ・ヒールにウェイトを振り分けるほうが慣性モーメントは大きくなるが、 そこはあえて打感の良さを優先し、 真ん中下の打点裏を肉厚にし、 深みのある打感を実現している。

画像: 3年ぶりにリニューアルした一枚物の軟鉄鍛造アイアン。早くもエリートゴルファーを中心に厚い支持を得ている「X FORGED(ロフトは7I:33度)」(上)。Xフォージド同様、一枚物で作られた軟鉄鍛造モデル。セミストロングロフトながら女子プロが次々とスイッチしている「X FORGED STAR(7I:29度)」(下)

3年ぶりにリニューアルした一枚物の軟鉄鍛造アイアン。早くもエリートゴルファーを中心に厚い支持を得ている「X FORGED(ロフトは7I:33度)」(上)。Xフォージド同様、一枚物で作られた軟鉄鍛造モデル。セミストロングロフトながら女子プロが次々とスイッチしている「X FORGED STAR(7I:29度)」(下)

日本で企画したモデルならではの良さは他にもある。高級感のあるデザインに加え、ヘッド形状もストレートネックながらふところ感がありやさしく包み込む印象に。また、グローバルモデルに比べ てヘッドがやや軽く、 日本人が振りやすい設計になっている。飛距離も捨てがたいゴルファーに向けて、 前作同様セミストロングロフトの 『スター』 がラインナップされている点も特長だ。

加えて、 同社のJAWSウェッジにヒントを得たリーディングエッジの面取り、 さらにトレーリングエッジ側も削ったことで、 フェアウェイはもちろん、ラフでも、 雨の日の緩いライコンディションでも、抜群の抜けの良さを発揮する。

完成度の高さは国内はもちろん、 海外ツアーでも評判となり、 使用を開始する外国選手も出始めている。いい打感は、 距離感を作り、そこで初めて〝狙う道具〞として機能する。アイアンの本質に改めて気づかせてくれる逸品だ。

ソール前方を面取りし刺さりにくく、また後方も落とすことで、スムーズな抜けを加速させる

2モデルとも、ストレートネックながらネック付近は包み込む雰囲気があり安心感がある。スター(右)のほうがトップブレードがやや厚く、やさしい印象

PHOTO/Takanori Miki

This article is a sponsored article by
''.