人手不足解消と地域住民へゴルフに触れ合ってもらいたいとの"一石二鳥企画"を始めたのは、新潟県にある長岡CCだ。
画像: 練習場整備のサポーターを募集する長岡CC(西コース7番)

練習場整備のサポーターを募集する長岡CC(西コース7番)

同CCでは現在、練習場やコース整備などを行う「長岡CCサポーターズ」の募集を行っている。

ゴルフは歩くことで脳の活性化を促し、太陽の光を浴びることで体内時計を正常に作動させ、また交友を広げるという利点もある。

「ゴルフの楽しさを知ってもらうことにより、ゴルフ場に来場するきっかけを作っていただきたい。そしてウチを応援していただきたいとの思いから、サポーターズをスタートさせました」

とは、同CCマスター室の藤井時男氏。

対象者は中学生以上(18歳未満は保護者の承諾を得ることが必要)とし、年齢や性別、ゴルフ歴、ハンディキャップ取得などの条件は一切なく、登録料も不要。サポーターズの活動内容は、朝10時に同CCの練習場に集合し、練習場のボール拾い(長袖、長ズボン、着帽を推奨)を2時間ほど行う。ボール拾いの作業が終わったあとは休憩を挟み、午後から諸経費相当額(1000円)の負担で南コースのハーフプレーを楽しむことができる趣向だ。

ただしプレーするときはゴルフウェア着用が必要。ボール拾いの作業実施は4月から11月までの期間、ひと月2~3回を予定しており、来場者が多くない日や大きなコンペがある日に限定している。

今シーズンは計20回の予定。なお作業時および休憩時の飲み物は同CCが準備する。

現在登録しているメンバーは48名で、同CCの会員やほかのゴルフ場会員などの高齢男性が占めている。作業実施日あたり3組程度(10人前後)を予定しているという。

サポーターズの活動にすべて参加する必要はなく、自身の都合で無理のない範囲で参加できるとして、同CCでは多くの方の参加に期待を寄せている。

ゴルフ場にとっては人手不足解消、また住民側にとっては一種の地域貢献といえなくもないだろう。

※週刊ゴルフダイジェスト2024年4月30日号「バック9」より

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