誰もが5連勝に期待を寄せる空気のなか10番スタートのコルダは上がり6ホールで4バーディを奪って4アンダー68と上々の滑り出しを切った。
「(4連勝したあとは)クタクタでベッドに入っても眠れないくらい疲れていました。でも先週マスターズでのスコッティ・シェフラーが優勝する姿にインスピレーションをもらって、それが今日のラウンドに繫がったのだと思います」
78年にナンシー・ロペスが5連勝したときにはスポーツイラストレイテッドの表紙とニューヨークタイムスの一面を飾っている。それは女子ゴルフ界におけるセンセーショナルなニュースだった。
「歴史を作るとかそんなことは考えていません。ただゴルフに対して愛情を持って、日々努力し、良いプレーを続ければ結果はついてきてくれると信じています。ゴルフという素晴らしいゲームの広告塔になれるならそれは光栄なことです」
目下「彼に勝つのは難しい」とライバルに一目置かれるシェフラー同様、コルダの勢いは止まりそうもない。「私を見て若い子たちがインスピレーションを得てくれたらそれが一番うれしいです」
10人出場している日本勢で最上位は勝みなみ。コルダと並び4アンダー68、2位タイの好発進。単独首位(6アンダー66)に立ったローレン・コフリンと同じ組でのプレーに「彼女が素晴らしいゴルフをしていたのでいいほうに引っ張ってもらいました」。
「風の読みとクラブ選択が難しかったけれど全体的に安定したプレーができました。最後(9番)のティーショットを池に入れたのを除けば良いラウンドだったと思います」
ジャパンオープンチャンピオンに本領発揮のチャンスが訪れた。
そのほか畑岡奈紗、古江彩佳、岩井明愛が1アンダー18位タイ、山下美夢有と笹生優花が31位タイ、西郷真央が54位タイ、稲見萌寧と西村優菜は68位タイ。4試合連続予選落ちの渋野日向子は4オーバー76で101位タイと大きく出遅れている。