4月25日(木)~4月28日(日)ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!
会場:静岡県 太平洋クラブ御殿場コース(18ホール、7262ヤード、パー70)
賞金総額:225万ドル(US)(約3億2049万円)、優勝賞金:38万2500ドル(US) (約4843万円)
※1ドル=142.44円(大会主催者発表によるもの。2024年1月4日時点)
ワールドランクも賞金額も国内最高となる今大会、優勝者には欧州・日本両ツアーでのシード権が与えられ、獲得賞金は両方の賞金ランキングに加算される。103人の海外選手を迎え撃つのは日本国内シード53位までの選手。日本と欧州、今年はどちらが勝つのか!?
そもそもDPワールドツアーとISPS HANDAってなに?
DPワールドツアー
ヨーロピアンツアーグループの主要な男子プロゴルフツアーで、革新的、包括的、グローバルであることを指針として、「Driving Golf Further(ゴルフをさらに発展させる)」に取り組んでいるツアー機構。「欧州ツアー」と称されることもある
ISPS HANDA
万人に対して、スポーツに関する事業、社会福祉活動及び国際協力の活動を行い、スポーツの振興、社会福祉の支援及び国際親善に寄与することを目的とする組織。
ISPS HANDAは、10年以上にわたってDPワールドツアーのイベントサポートをしており、コロナ禍後は「スポーツの力」のメッセージを広めるため、新しく「ISPS HANDAチャンピオンシップ(日本)」や「ISPS HANDAオープン(オーストラリア)」などのトーナメントを新設。特に「ISPS HANDAチャンピオンシップ」は日本がDPワールドツアートーナメントを初めて主催するという歴史的な取り組みで、今年2回目の開催を迎える。試合数が減った男子ツアーにおいては、賞金総額も獲得ポイントも魅力的な試合。
プレーバック2023
昨年大会は茨城県のPGM石岡GCで開催された。ルーカス・ハーバートが11フィートのロングパットを沈めたのち、プレーオフまでもつれた戦いをバーディーを決めて制し、欧州ツアー3勝目、日本初勝利を挙げた。
みんゴル編集長が注目する海外出場選手
中島啓太と同い年、「アジアツアーNo.1ホープ」と名高いタイチ・コー
香港出身の23歳、ISPSアンバサダーの1人。2023年のシンガポール・クラシックでプロデビュー。同年ワールドシティ・チャンピオンシップではプロ4戦目にして初優勝を挙げ、香港出身選手として初のアジアンツアー覇者となった。アジアンツアー、ルーキー・オブ・ザ・イヤーも受賞している。
2021年、大学生時代に出場したアジアパシフィックアマチュアでは、中島啓太とのプレーオフの末、2位。母が日本人。
今年の優勝数をさらに重ねるのか、カズマ・コボリ
軽井沢出身、ニュージーランド国籍の22歳、ISPS招待選手として出場。プロ転向後まだ半年も絶たないが、すでに非常に強いインパクトを残している。今年に入ってから、豪州ツアーで優勝、優勝、10位、優勝とわずか4週、デビュー9戦目で3勝を収め、一気に世界ランキング1179位から410位まで浮上したのだ(タイガー・ウッズの3勝目はデビュー10戦目)。昨年の世界アマチュア選手権個人の部では、今年のアメリカン・エキスプレス覇者ニック・ダンラップに1打差で優勝しているほか、アマチュア世界ランキング1位にまで上り詰めた実力者だ。
フランス勢117年振りのPGAツアー優勝者となったマチュー・パヴォン
フランス出身の31歳、ISPSアンバサダーの1人。2017年から欧州ツアーのレギュラーとして定着し、昨年アクシオナスペインオープンで初優勝を飾った。年間ポイントランキングで2024年の米ツアー出場資格を得ると、出場3試合目となるファーマーズインシュアランスオープンで早くも米ツアー初優勝、フランス勢として117年振りの勝利となった。現在の世界ランキングは21位、フェデックスカップランキングは8位に位置している。