「パナソニックオープンレディース」の練習日に何やら新製品らしきモデルを使うプロを発見。一体どんなモデルなの?

トーナメントの練習日はドライバーからパターまで様々なクラブをテストするプロたちの姿を見ることができる。ショット練習場では新しいヘッドやシャフトのテストや、ここ数試合の自分のミスの傾向からそれを改善すべくシャフトを交換したり調整したりと、各メーカー担当者は大忙しになるのが毎週見られる光景だ。

画像: 「パナソニックオープンレディース」の練習日にグラファイトデザイン「ツアーAD VF」のUT用の新作(写真上)とキャロウェイ「ジョーズ ロー」のプロトタイプ(写真下)を発見

「パナソニックオープンレディース」の練習日にグラファイトデザイン「ツアーAD VF」のUT用の新作(写真上)とキャロウェイ「ジョーズ ロー」のプロトタイプ(写真下)を発見

今週開催の「パナソニックオープンレディース」の木曜日の練習日に練習場で見られたシーンを切り取ってみよう。まずはキャロウェイの新製品と思われるプロトタイプのウェッジをテストしていた上田桃子、柏原明日架の両選手を取材した。

画像: 恐らく次期モデルと思われるキャロウェイ「ジョーズ」シリーズのウェッジ

恐らく次期モデルと思われるキャロウェイ「ジョーズ」シリーズのウェッジ

メーカー担当者に無理言って撮影させてもらうと、キャロウェイ「ジョーズ」ウェッジのノーメッキモデルのプロトタイプと思われるクラブ。フォルムやバウンス形状はこれまでのモデルを踏襲しながらもネックの長さやバックフェースのウェート、フェース面などに違いが見られるようだ。

画像: フェース面はノーメッキでグルーブも入りスピン性能も十分に高そうだ

フェース面はノーメッキでグルーブも入りスピン性能も十分に高そうだ

フェース面のノーメッキ仕上げは以前から採用されているが、テストした上田桃子は「フェースに乗る感じが増していて打感も軟らかい。ボールも拾いやすく、悪いライからでもやさしく打てる」と上々の評価だった。

画像: テストした上田桃子は「フェースに乗る感じや抜けの良さ」を高評価した

テストした上田桃子は「フェースに乗る感じや抜けの良さ」を高評価した

柏原明日架は開口一番「顔が良い! 丸すぎずに四角くくて好みの顔です」と構えやすい顔を高評価。恐らくバウンス形状は前作同様に数種類は用意されるはずだから発表までにどんな仕上がりになるか楽しみにしておこう。

画像: テストした柏原明日架は「丸すぎない顔つきが良い」と顔の良さを高評価

テストした柏原明日架は「丸すぎない顔つきが良い」と顔の良さを高評価

続いて練習場でUTでナイスショットを連発する櫻井心那選手のシャフトを見ると赤と黒のコスメ。赤と黒のコスメといえばグラファイトデザイン「ツアーAD VF」だがUT用のシャフトはなかったはず。クラブを見せてもらうとやはりグラファイトデザイン「ツアーAD VF ハイブリッド」の文字が確認できた。

画像: UTでナイスショットを連発していた櫻井心那の使用するシャフトはグラファイトデザイン「ツアーAD VF」の新作か。「コントロール性が高まった」と3週前から投入している

UTでナイスショットを連発していた櫻井心那の使用するシャフトはグラファイトデザイン「ツアーAD VF」の新作か。「コントロール性が高まった」と3週前から投入している

3週前から投入しているという櫻井は「スチールからこのシャフトに変えて少しスピンが入ってくれるようになりコントロール性が上がりました」とその効果を実感してるようだ。プロトタイプにしてはコスメの完成度が高いことから恐らく近いうちに発表されることだろう。

画像: 完成度の高いコスメを見ると恐らく近い将来に発表されそうだ

完成度の高いコスメを見ると恐らく近い将来に発表されそうだ

スペックを見てみると75-Sと男子並みのスペックを使用しているのは飛ばし屋の櫻井ならでは。グラファイトデザイン「ツアーAD VF」の評判通りの性能を持ち合わせたハイブリッド用(UT)のシャフトの発表が待ち遠しい。

写真/中村修

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