エアレーション中のグリーンでのパッティング。ゴルファーが注意したほうがいい点をギアオタクでクラブフィッターの小倉勇人が教えてくれた。
画像: 春や秋に多いメンテナンス中のグリーン上で気を付けたいこととは?(写真はイメージ)

春や秋に多いメンテナンス中のグリーン上で気を付けたいこととは?(写真はイメージ)

入らないことを気にしすぎると、余計スムーズに動けなくなる

クラブフィッター小倉です。今回は、最近、ラウンドに行ったときのお話です。そのコースは、初めて行くところで、有名な設計者の方が手掛けたとあって楽しみにしておりました。コースはとても楽しくプレーできたのですが、ひとつ残念だったのが、グリーンがメンテナンス中で、エアレーションされていたこと。

エアレーションとは、グリーンに一定の間隔で穴をあけ、芝の根を張るスペースを作ってあげることで、芝の育成を促す作業の事です。グリーンのコンディションを保つのにとても重要な作業であることはわかっているのですが、できれば普段のコンディションでプレーしたかったです。こればっかりはタイミングなので仕方のないことなんですけどね。

エアレーションされているグリーンは、どうしても凹凸ができやすく、芝も短く刈らないケースが多いため、普段よりも重くイレギュラーが起きてしまうことが多いです。普段比較的速いグリーンでプレーしているゴルファーにとっては、カップに届かすのに苦労するでしょう。

こういった状況でもスコアにこだわるのであれば、普段使っているエースパターよりも軽いパターを用意しておくと対処しやすくなります。軽いパターであれば、テークバックが上がりやすくなり、しっかりと打つことができます。またエースパターをそういった状況で使わないことでエースパターのフィーリングを壊さずにすむはずです。

ラインの読み方については様々な対策があると思いますが、私が気を付けているのは、ショートパットの読みを浅めにしてかなり強めに打つようにすることです。ボールの転がりが強い時のほうが芝目に負けにくく、イレギュラーが減りやすいですから。意識としてはカップの土手の向こう側に当てて入れるイメージを持っていますね。

最近はピンを指したままパッティングするので、イメージが湧きづらいかもしれませんが、一度向こうの土手にあたってからカップに落ちるぐらい強いタッチを意識します。それで入らなったら諦めます!(笑)。

パットは入らないことを気にしすぎると、余計スムーズな動きができなくなり、より入らなくなりますからね。「今日はしょうがないね~」ぐらいにしておきましょう。パターは悩まないのが一番です! 今回のコースはグリーンコンディションが良い時にまたリベンジしたいと思っています。

This article is a sponsored article by
''.