中日新聞社が主催する「中日クラウンズ」は今年で64回目を迎える歴史と伝統のある大会。昨年大会のプレーバックから会場へのアクセスまで、観戦に役立つ情報を紹介!

5月2日(木)~5月5日(日)中日クラウンズ

画像: 2023年中日クラウンズ

2023年中日クラウンズ

会場:愛知県 名古屋ゴルフ倶楽部(18ホール6557ヤード、パー70)
賞金総額:1億1000万円、優勝賞金:2200万円

6557ヤードと現代トーナメントとしては距離が短いが、その分ベテラン勢の技術が光り、ここ数年もベテラン勢が多く優勝争いを演じている。

プレーバック2023

画像: 岩田寛が中日クラウンズ2度目の優勝(撮影/有原裕晶)

岩田寛が中日クラウンズ2度目の優勝(撮影/有原裕晶)

4年振りに観客数無制限での本大会を制したのは中日クラウンズ2度目の優勝となった岩田寛。2日目に首位と1打差の2位につけてから、最終日には6バーディー1ボギーと伸ばし、2位に3打差をつける強さを見せて通算5勝目を達成した。

優勝-15岩田寛
2位-12星野陸也
3位-11蟬川泰果
4位-10石川遼
5位-8堀川未来夢
2023年 中日クラウンズ

  

主な副賞
クラウン CROSSOVER G Advanced・Leather Package

画像: クラウン CROSSOVER G

クラウン CROSSOVER G

プロキャディ門田実氏が選ぶ注目選手

会場の名古屋ゴルフ倶楽部和合コースは、全体的にフラットな丘陵コース。距離は短いですが、グリーンが小さくて砲台、そして基本的には受けているホールが多いです。ガードバンカーも効いていて、それを避けようとしてグリーン奥に外すと下りのアプローチが大変になるので、手前のバンカーへのミスを許容する選手もでてくるのではないでしょうか。そういう意味ではバンカーの対応力が欠かせないと言えます。距離が短い分、各選手のワザが光るショットが多く見られると期待しています。

桂川有人

画像: 桂川有人(2024年 ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!、撮影/有原裕晶)

桂川有人(2024年 ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!、撮影/有原裕晶)

愛知県出身の25歳。中学卒業と同時にフィリピンへ留学。帰国後は日大に入り、清水大成、木村太一と「日大新三羽カラス」と言われ、さっせ琢磨した。今シーズンの「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」を見事制すと、日本勢6人目の欧州ツアー優勝者となった。身長は大きくないが得意クラブであるドライバーの飛距離は平均290ヤード以上。フェアウェイキープ率も高いため、ティーショットの落としどころの選択に注目。

<2024年度スタッツ>
賞金ランキング:1位/バーディー数:42(2位)/ドライビングディスタンス:302.96(3位)

今平周吾

画像: 今平周吾(2024年東建ホームメイトカップ、撮影/姉崎正)

今平周吾(2024年東建ホームメイトカップ、撮影/姉崎正)

埼玉県出身の31歳。高校1年生のとき、日本ジュニアゴルフ選手権で1学年上にいた松山英樹を破って優勝した実力者。通算9勝していて、2023年の開幕戦勝利で6季連続優勝を達成している。クラブを短く持ってシャープに振り抜くスウィングが特徴的なショットメーカー。砲台グリーンへの攻め方に注目。

<2024年度スタッツ>
賞金ランキング:8位/パーセーブ率:94.4%(5位)/バーディー数:29(9位)

岩田寛

画像: 岩田寛(2024年 ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント! 、撮影/有原裕晶)

岩田寛(2024年 ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント! 、撮影/有原裕晶)

宮城県出身の43歳。昨年の中日クラウンズで優勝し、同大会2回目の勝利を飾った。通算5勝で、40歳を過ぎて3季連続優勝を達成した進化の止まらないベテランの1人。昨年のサンドセーブ率は57.407%の13位、リカバリー率は65.996で18位。パーオンに失敗した後の攻略がキーとなる本コースでは、かなり有利な選手と言える。

<2024年度スタッツ>
賞金ランキング:52位/フェアウェイキープ率:67.14(25位)/ドライビングディスタンス:278.41(52位)

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