ラフからの第2打ショットは、どの番手を使うのがいいのか? 初夏のラフ対策をギアオタクでクラブフィッターの小倉勇人と考えた。
画像: 元気になってきたラフから、どの番手を使えばいい?(写真はイメージ)

元気になってきたラフから、どの番手を使えばいい?(写真はイメージ)

個人的におすすめなのは7番ウッド

クラブフィッター小倉です。この季節、元気に育ってきたラフへの対応策を、今回はクラブで考えてみたいと思います。ラフからのショットは、フェアウェイからと違い、大きな抵抗を伴います。そのため、重さがあって、クラブの長さが短いショートアイアンで打っていくのが、最もミスショットの幅が小さく定石な選択です。

しかし、距離のあるパー4や短めのパー5の第2打では、どうしても長い番手を持ちたくなりますよね。そういった状況では、どんなクラブが最も安定した結果を得られるでしょうか。もちろんラフの状況によってクラブは変わってきます。

ボールが半分以上沈んでいるライであれば、アイアンが無難でしょう。冬の枯れたラフであれば、FWやUTでも手前から滑らすように打ってもうまくボールをとらえることはできますが、青々とした夏ラフでは、ソール幅の大きいクラブはボールの高さまでヘッドが届かず、うまく打ってもトップ、最悪はチョロですね。

ではボールが3分の2くらい浮いている状態であればどうでしょうか。3分の2くらいボールが浮いていれば、FWやUTは打つことは可能です。ですが、芝の抵抗があるため、スピンが安定せず、キャリーやランを計算することは難しくなります。転がせるエリアがあり、なおかつMAXの距離が飛んでもハザードに入らない状況にあるのであれば、リスクは高いですが、長いクラブを使っても良いと思います。

ラフからのショットでFWやUTの成功の確率を上げるには、リシャフトなど、カスタムすることが効果的です。ミート率はもちろん、自身の振れる範囲の重さに仕上げることで、ラフの抵抗に負けにくく、ミスの幅を小さくしてくれます。

個人的にオススメなのは、7Wです。UTよりもボールが上がりやすく、FWとしてはヘッドが小ぶりなので、さすがに半分以上ラフに沈んでいれば難しいですが、3分の2くらい浮いていれば、比較的楽に打つことができます。カスタムすれば、長い距離が残るラフからでも安定したショットが期待できますよ。

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