昨年大会のプレーバックから会場へのアクセスまで、観戦に役立つ情報を紹介!
6月6日(木)~6月9日(日)BMW日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ
会場:茨城県 宍戸ヒルズカントリークラブ 西コース(18ホール、7430ヤード、パー71)
賞金総額:1億5000万円、優勝賞金:3000万円
JGTOが主催する男子メジャー大会。優勝選手には向こう5年間のシード権とDPワールドツアーのひとつ「BMWインターナショナルオープン」への出場権が与えられる。
近年は本大会で優勝争いに加わった選手がその年の賞金王に輝いており、今年も目が離せない。
プレーバック2023
2打差で単独首位発進だった金谷拓実。ティーショットのミスがあった15番でソン・ヨンハンと中島啓太に並ばれるもすぐに脱し、スタートと同じ2打差を保ったまま通算11アンダーで逃げ切った。通算4勝目だった。
主な副賞(2023)
DP ワールドツアー「BMWインターナショナルオープン」出場権、BMW車輛など
練習日を取材したベテラン編集者が選ぶ注目選手
会場の宍戸ヒルズカントリークラブは、同一コースで連続開催しています。
ほとんどのグリーンが2段や3段になっていて、ピン位置によってはあえて手前のバンカーに入れたり、パーオンさせずにアプローチで寄せる選択をとる選手も出てくるなど、それぞれの戦略を見て楽しむことができます。また、ラフも長く育ってきているため、いかにフェアウェイキープするかがポイントとなりそうです。
幡地隆寛
広島県出身の30歳。10歳からゴルフを始め、東北福祉大4年のときに関東学生を制してプロ転向。2020-2021年のシーズンで初レギュラーを獲得し、今年2月のニュージーランドオープンでプロとして初優勝。また、先月の関西オープンでも国内ツアー初優勝を挙げて調子は上向き。体格を活かしたドライバーショットが持ち味で、平均ドライビングディスタンスは307ヤード。188cmと大柄で逞しく、話すととにかく“いいやつ”。ナイスガイの彼に会いに行ってみては。
<2024年度スタッツ>
賞金ランキング:4位/ドライビングディスタンス:307.17(2位)/平均バーディ数:4.722(3位)
金谷拓実
広島県出身の26歳。5歳でゴルフを始め、高校2年生のときに日本アマ史上最年少記録(優勝)と日本オープンのローアマチュア年少記録(11位)を更新するなど学生時代から活躍。マスターズと全英オープンに出場した2019年には、松山英樹以来、日本人2人目となる世界アマチュアランキング1位に浮上。今年は開幕戦の東建ホームメイトカップを制しアジアン1勝を含めて通算7勝。名実ともに強い選手であるが、未だに練習グリーンでの真剣さは目を見張るほど。ゴルフに真剣に向き合う姿を目に焼き付けに行ってみよう。
<2024年度スタッツ>
賞金ランキング:3位/平均ストローク:69.41(1位)/パーオン率:76.389(1位)
石川遼
埼玉県出身の32歳。6歳でゴルフを始め、15歳245日のときマンシングウェアKSBカップでツアー史上最年少記録を樹立して“ハニカミ王子”ブームを巻き起こした。2009年には史上最年少賞金王を達成し、翌年の中日クラウンズでは当時の世界最小ストローク「58」を叩き出すなど話題に尽きない。国内メジャー3勝を含む通算18勝を挙げており、2019年にはツアー史上最年少となる生涯獲得賞金10億円に到達。
今大会では、今秋発売予定のグラファイトデザイン「ツアーAD GC」とみられるシャフトにチェンジして好調の気配。長期離脱を感じさせないベテランのプレーを生で鑑賞しよう。
<2024年度スタッツ>
賞金ランキング:33位/バーディ数:66(11位)/ドライビングディスタンス:297.16(10位)