6月5日、東京品川のホテルで、2025年以降の日本ジュニアゴルフ選手権の新たな取り組みについて記者発表会が行われ、日本ゴルフ協会(JGA)の池谷正成会長と同・山中博史専務理事、日本高等学校・中学校ゴルフ連盟の中曽根弘文会長と同・井上尚彦理事長が登壇した。
画像: "日本ジュニア共催"発表会見で登壇したJGA池谷正成会長(右)と日本高等学校・中学校ゴルフ連盟中曽根弘文会長と同連盟井上尚彦理事長(左)

"日本ジュニア共催"発表会見で登壇したJGA池谷正成会長(右)と日本高等学校・中学校ゴルフ連盟中曽根弘文会長と同連盟井上尚彦理事長(左)

今回の記者会見で発表された内容は、2025年から日本ジュニアゴルフ選手権をJGAと日本高等学校・中学校連盟の両団体が共催するというもの。

個人日本一を決める大会は「日本ジュニア」に一本化し、「緑の甲子園」と言われてきた夏の全国選手権は団体戦に特化することとなった。

24年までは両団体が開催した大会で中高男女8人の日本一が生まれていたが、25年から日本一は4人に絞られる。中高男女で優勝者はたった一人。日本一のタイトルの価値は大きく高まることになる。

共催の理由について、日本高等学校・中学校ゴルフ連盟の中曽根会長は「ここ数年の記録的な暑さのなかでの連戦は選手の健康に非常に危険な状況にある」と、大会をひとつにすることで酷暑から”こどもたちの健康を守る”ことを第一に挙げた。

また、同連盟の井上理事長は「じつはジュニアゴルファーが減少。ジュニアの土台を普及させたい」とゴルフを始める子どもたちが減少していることを危惧した。

「日本ジュニア」は第69回として大会は継続されるが、両団体による共催は来年が初開催。開催コース(霞ヶ関カンツリー倶楽部と東京ゴルフ倶楽部)や開催時期(8月20~22日)などは決まっているが、出場人数などについては両団体でこれから詰めの調整を行っていく。

「日本ジュニアゴルフ発展のため」というのは両団体の共通目標。

ジュニアゴルファーたちの健康を守りながら、ジュニアゴルフ界の底辺を底上げし、ゴルフ界の未来を明るくすることが、日本一のジュニア大会を共催する狙いだ。

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