全米女子オープンでチャーリー・ハルが意外な人気を集めていた。そのワケはタバコ。いったいなぜ?
画像: くわえタバコでラウンドするチャーリー・ハル(PHOTO/Getty Images)

くわえタバコでラウンドするチャーリー・ハル(PHOTO/Getty Images)

大会前の火曜日、練習場でハルはタバコに火を付け煙を空中に吐き出した。

周囲を取り囲んでいた子供たちがハルに「サインをください」とねだる。すると彼女はためらうことなく彼らのもとに歩み寄り、くわえタバコでサインに応じたのだ。

この様子をGOLF .comのカメラがとらえ、その動画をアップ。すると意外にも5万件近くの「いいね!」がつき、ソーシャルメディアで拡散されて一躍注目の的になった。

喫煙に眉をしかめる人が大半かと思いきや、その逆。

「女性版(ジョン・)デーリー」「カッコいい」の声があふれ、大会会場でも大モテだった。

イングランド出身、ツアー2勝の28歳のハルに対する応援は日ごとに増し、ラウンド中に「タバコを吸って」とリクエストするファンが続出。なかには彼女の前で物を落としたふりをして、電話番号を書いた紙を手に握らせてデートを申し込む人物や、「結婚してほしい」とプロポーズする猛者(!?)まで。

「もちろん(デートや求婚に)応えなかったけれど、すごく面白かった」とハル。

「タバコを吸っただけなのにね(笑)」

元祖喫煙男のジョン・デーリーはアルコールに依存したり1日に何十本ものダイエットコークを飲んだり、筋トレをあざ笑うアンチヘルシー派としても知られるが、ハルは違う。インスタにはトレーニング風景やヘルシーな食生活の投稿が並んでいる。

「私はタバコだけなんです。ほとんどお酒は飲まない。飲まなくても楽しく過ごせるから」

最終日に67をマークして19位タイでフィニッシュした彼女は、大事なメジャーの最終日最終ホールで一緒に写真を撮ってほしいというファンのリクエストにも応じ、セルフィー(自撮り)に収まった。

「ワイルドな1週間でした。いつもこんな感じだったらいいのに」とにわかに湧いた人気を謳歌したハルだった。

※週刊ゴルフダイジェスト2024年6月25日号「バック9」より

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