ゴルフを始めたばかりのビギナーや初心者にとって、スウィングについての疑問は尽きない。埼玉県草加市のゴルフスクール「Tom's Bishon草加店」専属のJJコーチに「スウィング中の呼吸法」について教えてもらった。
ゴルフに限らず、スポーツにおいて呼吸の仕方はパフォーマンスに影響を与える。とはいえ普段から無意識に行っていることなので、改まって意識していない人も少なくないだろう。JJコーチによれば、オススメの呼吸の仕方があるという。
「スウィング中に関しては息を吐き切ってリラックスするのではなくて、吐くことによって力を入れるようにするんです。格闘家の方ってパンチやキックを打つときに『シュッ』と息を吐きますよね。ゴルフでも同じように、インパクトのタイミングで短く、鋭く、強く息を吐くんです」(JJコーチ、以下同)
ポイントは、鋭く息を吐きながら、腹筋に力を入れるイメージを持つこと。「もし『めちゃめちゃ力を入れて振ってください』と言ったら、多くの方が無意識的に鋭く息を吐いて力を入れると思います。人間の構造上そういった息の吐き方をすると力が入るようになっているんです」とJJコーチ。
鋭く息を吐くことでタイミングも取りやすいし、同時に腹筋に力を入れることで、エネルギーをしっかりとボールに伝えることもできる。もちろんアドレスの段階では鼻から吸って口から吐く深呼吸でしっかりとリラックスすることが大切だが、スウィング中はインパクトで短く、鋭く、強く息を吐くことを意識してみよう。
協力/Tom's Bishon草加店