世界最大規模のアマチュア世界大会への切符をかけて多くのゴルファーが参加
130カ国342都市と、世界一の就航国数を誇る航空会社、ターキッシュ エアラインズが約12年前から開催している「TURKISH AIRLINES WORLD GOLF CUP」の日本予選が市原京急CCで開催された。この予選会は、ターキッシュ エアラインズが就航する国のうち83カ国118都市で開催されており、優勝者には、ヨーロッパ ベスト ゴルフ デスティネーション にも選出された、トルコの人気リゾート地アンタルヤで12月に開催される本選への出場権が付与される。
日本予選は開始してから12年目、コロナ禍の影響もあり今年で8回目の開催。YouTubeやインスタグラムで活躍するインフルエンサーを中心に74名が参加し、お揃いのポロシャツとキャップを被って予選会に挑んだ。
ターキッシュ エアラインズのアンバサダーを務める谷原秀人プロも会場を訪れ、練習グリーンでパッティングのワンポイントアドバイスを行ったほか、ラウンド中にも各組でワンポイントレッスンを行った。
パッティングの名手として知られる谷原が着目するのはボールとの距離感。みんゴル編集部のM美はボールとの距離感が近すぎると指摘され、半歩下がって前傾を深くしたほうがいいとのアドバイスをもらった。
「人のパターを見るときに注目しているのはボールとの距離だけですね。ボールとの距離が近いと手を使ってしまうのですが、ボールから離れて体から手を離すことで体を使えるようになります。手が近いと、体は動かなくても手は自由に動かすことができてしまいます。自由に動く=ブレが生まれるということなんです」(谷原)
たしかに浅い前傾だとテークバックで毎回上がるところが定まらなくなり、まっすぐ打つことが難しくなってしまう。アドバイスをもらったM美は、4パットしたところもありつつ前半15、後半16パットといつもより約4打パターで縮めることに成功した。
表彰式では、大手キャリアや内資・外資ホテルなど多くの企業からの協賛品が集まり豪華そのもの。飛び賞も多く設定され、参加者全員が楽しめるようにとの配慮も抜群だった。なかでも盛り上がりを見せたのは、イスタンブールまでの往復チケットをかけたジャンケン大会。74名の中で見事勝ち残ったのはゴルルの萩原菜乃花。「トルコには行ったことがないのでとにかく嬉しい!」と大喜びだった。
今回の大会で見事優勝を勝ち取ったのはグロス80、ネット71.6だった新保友梨さん。ゴルフ歴は約4年半で「週刊ゴルフダイジェスト」のビューティにも掲載されたことのある生粋のゴルフ女子。世界各国から集まるアマチュアの日本代表として本選に参加するとあって緊張もあるようだが、日本のゴルフ女子代表として好成績を残して帰国することに期待したい。
トルコはゴルファーにイチオシの国だった!
カッパドキアなどの遺跡や世界三大料理と言われるトルコ料理のイメージがあるトルコだが、現地のゴルフ環境はどういったものなのか、ターキッシュ エアラインズ日本支社長のトゥージュ・アフメット氏に話を聞いた。
「日本ほどではないですが、徐々にゴルフ人口が増えてきていて、これから人気のスポーツになるんじゃないかと思っています。本戦開催地であるアンタルヤはゴルフの中心地となっていて、ベレキという地域には14のゴルフ場があります。地中海沿いなので、夏は日本のように暑くはなりますが、年中ゴルフを楽しめる気候です。本戦がある12月も寒すぎず暑すぎず、ゴルフには絶好のシーズンなんです」
谷原もトルコでプレーをしたことがあるといい、「トルコではヨーロッパシニアのQTもやっていたりするんですが、世界的なツアープレイヤーでも戦えるような素晴らしいコースが多い印象ですね。アンタルヤは、ゴルフはもちろん海も楽しむことができるリゾート地のような場所なので、ゴルフ好きには楽園だと思います。是非行ってみて欲しいです」と太鼓判を押した。
「アンタルヤはヨーロッパの人に人気のリゾート地。ゴルフだけではなくて海も山も歴史もすべて楽しむことができる街です。街の中心部からゴルフ場までのアクセスもいいですし、ゴルフを楽しんでもらいたいのはもちろんですが、そのほかのアクティビティも是非満喫して欲しいスポットになっています。」(トゥージュ氏)
ターキッシュ エアラインズでは、通常の預け手荷物に加えてキャディバッグを無料で1セットまで預かるサービスを行っている。海外リゾートでのゴルフを計画している人は、トルコも候補のひとつに挙げてみてはいかがだろうか。