6月20日(木)~6月23日(日)アース・モンダミンカップ2024

画像: 申ジエと岩井明愛のプレーオフ(撮影/有原裕晶)

申ジエと岩井明愛のプレーオフ(撮影/有原裕晶)

会場:カメリアヒルズカントリークラブ/18ホール、6688ヤード、パー72)
賞金総額:3億円、優勝賞金:5400万円

国内最高額の優勝賞金と賞金総額を誇る本大会。4日間大会というでメルセデスポイントも大きいだけあって、各選手この大会にかける意気込みは国内メジャー並みという話も聞く。また今週は海外メジャーの全米女子プロがあるため、ランキング上位選手もいない。鬼の居ぬ間に……ではないが、この大会でニューヒロインが生まれる可能性は大いにある。

プレーバック2023

72ホールを終えて岩井明愛と申ジエ(韓国)が通算13アンダーで首位に並び、18番(パー5)の繰り返しによるプレーオフに突入。申が1ホール目に制し、開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」に続く今季2勝目を挙げた。

画像: 岩井明愛とのプレーオフを制した申ジエ (撮影/有原裕晶)

岩井明愛とのプレーオフを制した申ジエ (撮影/有原裕晶)

画像: 副賞の「RENGE ROVER」が贈られた(撮影/有原裕晶)

副賞の「RENGE ROVER」が贈られた(撮影/有原裕晶)

主な副賞(2023)

前回大会の副賞は新型「RANGE ROVER VERAL」が贈られた。そのほかホールインワン賞800万円はエイミー・コガ選手が獲得、決勝ラウンドのイーグル賞、4日間の最多バーディ賞(どちらも100万円)はともに吉田優利選手が獲得している。(4日間で20個獲得)

プロゴルファー兼みんゴル特派記者中村修が語る注目選手

フェアウェイは広く、前日は雨が降っていたため6月19日現在でグリーンはそこまで硬くはない印象です。フェアウェイが広いですが、ファーストカット以降ラフが長いです。ラフが長い分、芝目の影響を受けやすいのでラフから打てる技術、そしてある程度パワーのある選手が有利だと思います。今回注目した選手は小祝さくら、佐久間朱莉、鈴木愛の3人です。

小祝さくら

画像: サントリーレディスオープンゴルフトーナメント2024での小祝さくら (撮影/有原裕晶)

サントリーレディスオープンゴルフトーナメント2024での小祝さくら (撮影/有原裕晶)

プロフィール
イ・ボミや吉本ひかると同じ2017年89期生。試合に出続けている実力者で、今季は明治安田レディスとVポイントで2週連続2位だった悔しさをバネにヤマハレディースで見事優勝。ツアー通算10勝目を記録した。先週のニチレイレディスでは2位とさらに調子を上げてきている。

2024年度スタッツ
メルセデス・ランキング:4位/フェアウェイキープ率:67.1%(44位)/リカバリー率:68.7%(8位)

中村のコメント
今季15戦の内9戦が一桁の順位で終えている、いつも安定感のあるゴルフを見せてくれる小祝選手。シンプルかつ基本に忠実なスウィングでいつも上位にいる印象です。全体含めショットの安定感があります。平均ストローク率は9位と、抜群のショット力に注目です。

佐久間朱莉

画像: 宮里藍サントリーレディスオープン2024での佐久間朱莉(撮影/有原裕晶)

宮里藍サントリーレディスオープン2024での佐久間朱莉(撮影/有原裕晶)

プロフィール
桑木志帆と同期の2021年93期生。2023年はTポイント×ENEOSゴルフトーナメント(今年から「Vポイント×ENEOSゴルフトーナメント」に改称)3位、リゾートトラストレディス3位、ニチレイレディスでは2位と優勝まであと一歩の記録を残し、今年の目標には初優勝を掲げる勢いのある若手。

2024年度スタッツ
メルセデス・ランキング:7位/フェアウェイキープ率:71.8%(15位)/リカバリー率:67.5%(11位)

中村のコメント
先週のニチレイレディスでは岩井明愛に1打及ばなかった佐久間朱莉選手。そのニチレイレディスではショットとパットが噛み合っていなかったと発言していたので、今大会に向けてかなり調整していると思います。前回の悔しさをぶつけ、優勝争いに期待したいです。

鈴木愛

画像: RKB×三井松島レディス 2日目 (撮影/岡沢裕行)

RKB×三井松島レディス 2日目 (撮影/岡沢裕行)

プロフィール
11歳でゴルフを始め、鳥取・倉吉北高を経て2013年のプロテストに合格。合格から3試合目の下部ステップアップツアーで初優勝。23年「北海道meijiカップ」で2年ぶりのツアー18勝目を挙げると、24年「明治安田レディス」と「Vポイント×ENEOS ゴルフ」を2週連続で制し、節目のツアー通算20勝目に到達した。

2024年度スタッツ
メルセデス・ランキング:5位/フェアウェイキープ率:61.1%(76位)/リカバリー率:71.9%(2位)

中村のコメント
今大会はティーショットをピンポイントに落とす技術や、打ち下ろしによる縦距離の精度、またリカバリー率が2位とラフなどからのショットの工夫がとてもある選手です。距離感も抜群な鈴木愛選手にも注目したいですね。

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