「アース・モンダミンカップ」の2日目は午前スタート組がプレー中に悪天候のため中断となっている。みんなのゴルフダイジェスト特派記者でプロゴルファーの中村修が現地からのレポートをお届け。

降雨によるコースコンディション不良のため中断

6時45分から通常通りスタートしていきましたが、10時頃から雨が強くなり11時7分に降雨によるコースコンディション不良のため中断となりました。選手は全員クラブハウスに引き上げ、今後のアナウンスを待っています。

画像: 悪天候のなか、スコアを4つ伸ばし暫定首位に立っている藤田さいき(写真/中村修)

悪天候のなか、スコアを4つ伸ばし暫定首位に立っている藤田さいき(写真/中村修)

悪天候のなかスコアを伸ばしているのは、4アンダー4位タイからスタートした藤田さいき選手が14ホールを終え、4バーディノーボギーとスコアを4つ伸ばし首位タイに。高橋彩華選手も11ホールを終えてスコアを1つ伸ばして首位タイ、2つスコアを伸ばし6アンダー3位タイに野澤真央、3つスコアを伸ばした工藤遥加は8位タイへと順位を上げています。

この雨の中でスコアを崩さない、もしくは伸ばせる要因を考えてみると、スウィングのリズムを崩さないこと、コンディションの変わるグリーンのスピード、雨や寒さによって影響を受ける距離感、重くなったラフからのショットやアプローチの技術などの様々な状況への対応できるかどうかが挙げられます。そうなると、やはり経験の部分が大きな要素になるでしょう。上記に加えて、そもそもの体力を持ち合わせていることも重要です。

画像: 刻々と変わるコンディションへの対応力は体技と経験、体力が重要となる(写真/中村修)

刻々と変わるコンディションへの対応力は体技と経験、体力が重要となる(写真/中村修)

2005年からツアーに参戦し19年という長い期間を第一線で活躍する藤田選手は、現在のドライビングディスタンス16位(248.39ヤード)と飛距離も伸びてると思えるほどです。「フジサンケイレディスクラシック」の練習ラウンドでスウィングについて聞くと「昔はもっとダウンブローで打っていたのですが、手首や体を痛めてきたので体に負担の少ないスウィングにしようと今の感じになりました」と教えてくれました。

画像: 年齢を重ねながらスウィングも変化させ長く第一線で活躍する(写真/姉崎正)

年齢を重ねながらスウィングも変化させ長く第一線で活躍する(写真/姉崎正)

浅い入射角でクラブを丸く振り体に負担の少ないスウィングを身に付けて来たことで、年齢を重ねても飛ばし屋の部類に入る飛距離と パーオン率12位(6月21日現在)のショット力でメルセデス・ポイントランキング19位に位置しています。

現地では16時15分から競技再開予定とのアナウンスが流れました。コンディションの変化に対応しどんな選手がスコアを伸ばして来るか注目していきましょう。午後スタート組はサスペンデッドになると思われますので明日は長い一日になりそうです。

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