忙しくても上手い人は「練習効率」が段違い!
「ひとつの練習器具で3度オイシイ。そんな練習器具です」と坂元アナが胸を張るのが、自ら考案した練習器具“シンアナボール”。マジックテープで調整できるベルトとゴム製のボールで構成された、シンプルな練習器具だ。

坂元龍斗アナが考案した「シンアナボール」。長さを調節できるマジックテープ式のバンドと、そこにくっつくボールを組み合わせた練習器具。シンプルだが効果は抜群だ!
3度オイシイというだけあって、使い方はいろいろ。左上腕に付けて、ボールを左わきに軽く挟むようにしてスウィングすれば、テークバックで左上腕と胸の間の空間が潰れず、自然といい位置にクラブが上がる。

左上腕につけて、上腕と胸の間の空間を潰さずに振ることで自然にいいところに降りてくる(左)。トップで右わきが開くタイプの人は 右上腕につけると右わきが締まるスウィングが身につく(右)。
手首に挟んだままスウィングすれば手打ちを防げ、右上腕に付ければスウィング中に右わきが開かない。右ひじの内側に付ければオーバースウィングを防いでくれる。すでに3度どころか4度オイシイ(ベルトなしでボールだけを手首に挟むという方法もある)。 局アナとして多忙な日々を送りつつ、週末のわずかな練習で70台を出すまでに上達したという坂元アナ。

右肘内側につけることでオーバースウィングを防げる(左)手首につけると両手の一体感を保ち、手打ちを防ぐのに効果的だ(右)
シンアナボールをプロはどう評価するのか? 豊永智大プロに使ってもらった!
「いくらヘッドスピードが速くても、体が開いていては飛ばせません。どうやってボールに力を伝えるかがとても大事なのですが、このシンアナボールは様々なバリエーションの練習ができて、その感覚がつかみやすいと思います。ボクがとくにいいなと思ったのは、右上腕の右ひじ近くにベルトを巻く方法。この状態でスウィングすると、インサイドから下ろす練習にいいと思います。 この練習は、アーリーリリースのクセがある人にとくにおすすめ。アーリーリリースの人はダウンスウィングで練習器具のボール部分から腕が離れてしまうと思うのですが、これをギリギリまでくっつけようとすることでアーリーリリースが抑えられ、飛ばし方がわかってくると思いますよ!」(豊永プロ)

「アーリーリリースのクセがある人にとくにいい!」と豊永プロ
忙しい人が 台でプレーできる秘密 は、このような効率を追求した練習習慣にあるのだ!