菊地絵理香は格闘家になりたかった!?
トークショーには北海道出身の菊地絵理香と阿部未悠に、名古屋出身の原江里菜を加えた女子プロ3名が参加。
男子プロは原の東北福祉大の先輩で日本プロでは復調の兆しを見せた池田勇太、全米シニアで惜しくも2位の藤田寛之、日本プロで日本タイトル三冠目前だった蟬川泰果の3人。
女子プロと男子プロ6人で多くの話題で盛り上がるなか、「プロゴルファーになっていなかったら何になっていたか?」という話題だ。
まずは藤田から。
「会社に就職して会社員になっていたと思う。大学出るときに河野高明(リトルコーノ)さんにちょっと教わってたときがあって、プロを目指していいか聞きに行ったんですが、河野さんが『体が小さいけどバネがあるからいいんじゃないか』と言われたのでプロになったが『やめたほうがいい』と言われたら就職を選ぼうと。その一言が分岐点でした」
原は「リアルに保育士になっていたと思う。小さいときから子どもが好きでした。来世か来来世はアイドルになりたい」。
池田は「考えたんですけど。何も想い浮かばなくて。ジャンボ(尾崎)さんが全盛の時代にゴルフを始めて、ジャンボさんのようになりたいとやってきた。生まれ変わって、それを見られればゴルフをやると思うが、見られなければどうなっていたか想像できない」。
菊地は「K-1選手とか。自分が一番できなさそうだけど、見るのが好きで、自分は鈍いのでああいうのが格好いいと憧れる」。
蟬川は「会社員だと思う。お父さんの会社のアルバイトをして格好いいと思ってたので」。
阿部は「趣味がたくさんあるので迷う。カメラが大好きなのでカメラマンか、ゲームを大好きなので開発する人か配信する人になりたかった」。
“六人六様”の答えが上がったが、いまもプロゴルファーである一方で、それに近いことをしている選手も。
藤田は「オリジナルワインを手掛ける」で会社員以上の仕事をしているし、菊地は「ゴルフは心の格闘技」と言われるように、ある意味”格闘家”の一面を持っている。
原も女子ゴルフ界ではアイドル的存在。多くの”推しファン”を持っている。
ともあれ、「もしプロゴルファーじゃなかったら」という質問は、ほかのプロにも聞いてみたい内容。6人のプロゴルファーの意外な答えが大会前の前夜祭を大いに盛り上げた。
※2024年7月14日13時ごろ一部修正しました