男子ゴルフツアー「セガサミーカップ2024」最終日が14日、北海道千歳市のザ・ノースCCで行われ、平田憲聖が68で回り、通算19アンダーで2位の前田光史朗と小平智に3打差をつけて優勝。昨年7月の日本プロゴルフ選手権以来ツアー通算3勝目を飾った。注目の石川遼は最終日のベストスコア64をマークしたものの、9アンダー28位タイに終わった。
画像: セガサミーの優勝カップを手にする23歳の平田憲聖(撮影/岡沢裕行)

セガサミーの優勝カップを手にする23歳の平田憲聖(撮影/岡沢裕行)

仲間たちからウォーターシャワーで祝福を浴びた!

画像: 最終日18番をパーで上がり、2位に3打差をつけて優勝を決め、右手を挙げて喜びを表現する平田(撮影/岡沢裕行)

最終日18番をパーで上がり、2位に3打差をつけて優勝を決め、右手を挙げて喜びを表現する平田(撮影/岡沢裕行)

ちょうど1年ぶりの優勝の舞台は同じ北海道だった。

昨年7月優勝の日本プロは恵庭市の恵庭CC、今大会は隣町の千歳市にあるザ・ノースCC。

「北海道は大好きです。(洋芝については)もともとは得意じゃありませんでしたが、今日で全部大好きになりました」

相性がいい北海道の大会で2勝目を挙げた。

今週は体調不良に見舞われ、弁当しか口にできない日もあったが「最終日前日は海鮮系を食べられました」と北海道グルメをパワーに変えた。

最終日は3番でバーディを奪い、4番でボギーを叩いたものの、5番から3連続バーディ。

前半は32で回ったが、後半に入ると流れが変わる。

「優勝スコアの予想は20アンダーで、19(アンダー)からもうひとつバーディが取れなくて、後ろを把握できなかったこともあり、ちょっと焦りがあったかもしれません」

16番のパー3で「3打差あることがわかり、優勝に近づけました」となんとか、2位の前田光史朗と小平智に3打差で逃げ切った。

「前半が貯金になってよかった」と安堵した。

画像: ホールアウト後、プロ仲間からウォーターシャワーの祝福を浴びる平田(撮影/岡沢裕行))

ホールアウト後、プロ仲間からウォーターシャワーの祝福を浴びる平田(撮影/岡沢裕行))

18番で優勝を決めると石川遼や清水大成らから祝福のウォーターシャワーを浴びた。

「ボクが優勝争いできないなかで、ふだん仲良くしているプロたちが優勝しているのを見て、お祝いする立場だった。お祝いしてもらえる立場になって、去年挙げた2勝より特別な優勝。自信になります。ただ、優勝というのは難しく、今年優勝できるのかなという不安もありました」と昨年2勝を挙げながら、今年は不安を抱えていたという平田。

今シーズンは予選落ちがなかったが、何か足りないシーズンだったという。

「予選落ちなしはいい材料にはなっていましたが、優勝がかかったときにいいプレーをできないことが多かったんです」

その不安を解消したのが25歳の清水大成だった。

「清水(大成)プロとはご飯に連れてってもらう仲ですが、身近な方が全米オープンを戦っている姿を見て刺激を受けました」

気持ちの変化がこの優勝につながったという平田。

今後の目標は「今年の1勝という目標はクリアしたので、また優勝したいです」

23歳でツアー3勝目を挙げた平田は、最終組で同組だった「意識する存在」という蟬川泰果やパリ五輪に出場する中島啓太らとともに、若手の代表格として男子ツアーを盛り上げていく。

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