臼井麗香、三ヶ島かな、青木瀬令奈の同組3人で合計"22アンダー"
初日8アンダーでトップに立った三ヶ島かなが2日目も6バーディ1ボギーで13アンダーまでスコアを伸ばした。
「流れというか(組の)雰囲気もすごくよくて、声かけ合いじゃないけどいいグループでまわれたと思います」
同組は青木瀬令奈と臼井麗香。青木も8バーディノーボギーで三ヶ島と並び2位に浮上した。
2人よりも良かったのが臼井だった。2度の3連続バーディを含む9つのバーディを奪い「63」でトーナメントレコードと自己ベストを更新。初日5アンダーの7位タイからトップに立った。トーナメントレコードと自己ベストを更新した。
「相乗効果で、引っ張られてよくなりました」と同組の2人に感謝する臼井。
3月の初優勝から予選落ちが7回と波に乗れなかった臼井。決して好調とは言えない試合が続いていたが、突然の”バーディ祭り”となった。
「ショットとかパッティングとかすごく悪いなとかなく、ずっと同じような感じだったんですけど、成績が出ずに何でだろうと思って」と成績が出ないことを不思議に感じていたという。
アース・モンダミンカップでは元賞金王の片山晋呉にキャディをしてもらい、新しいゴルフの知識を吸収していたこともあり、さらに「なんでだろう?」とハテナマークが増えていく。ただ、そのときの"勉強"が臼井の経験値を挙げていた。
「アプローチの指導がすごく多かったので、色んな状況で今までは頑固に考えてたんですけど、晋呉さんに言われてからはバリエーションもちょっと増えて、アプローチの考え方が柔軟になりました」
頑固だったアプローチは「(いままでは)転がししかやらない。状況が悪くなったらロブショットもするけど、基本は転がしで。色んなことをするとミスの種類が増えるのが嫌で、ミスは1種類がよかったのであまり色んなのをやらなかったんですけど、ランディングだと難しい状況もある」と柔軟性がアップした。
今大会はショットが良く、グリーンを外すことは少ないが、アプローチの自信がショットの自信にもつながった。
2日目は蛭田みな美が2イーグルを奪うなど、イーグルが16個も飛び出すスコアが大きく伸びる展開。3日目も伸ばし合いが予想される。
「すごく伸ばし合いで、みんなどんぐりの背比べというか、みんなすごい上手だから頑張るしかないですね。これは確実に優勝を狙うのは難しいし、誰にでもチャンスがあるから……」と臼井。
バーディ&イーグル祭りの今大会の展開に気を引き締めた。