
ブライソン・デシャンボーの14歳当時の映像が発掘され、SNSで話題となっている(写真は2024年の全米オープン 撮影/Blue Sky Photos)
練習施設でタイヤの打ち込みをしながらインパクトのイメージを確認する少年。
「僕は人生のほとんどゴルフをしてきました。8歳くらいからトーナメントに出始めました」と練習映像に本人の声がかぶる。
「彼はただの14歳ではありません。現在カリフォルニアのナンバー1ジュニアです」とナレーションが入るとデシャンボーは「それはあまり意識していませんが、ただ(ゴルフが)楽しいんです。(良い)評判も楽しんでいます」
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x.com映像のなかで地元カリフォルニアのスタンフォード大学の進学に興味を持っていると紹介されたが、結局故郷を離れ憧れの先輩ペイン・スチュワート(故人)が通ったサウスメソジスト大学に進んだ。
憧れの人が99年に優勝したときのガッツポーズが銅像になっているパインハーストNo.2で今年デシャンボーは2度目の全米オープントロフィーを掲げた。
映像では南カリフォルニアユース代表として世界ユースチャレンジに出場することについて「世界中の人々が参加する大会(世界ユースチャレンジ)はとても大きなトーナメントなので僕は今すごく真剣です」と瞳を輝かせていた。
ゴルフを科学する“マッドサイエンティスト”は以前、お騒がせ男、反逆者、ゴルフの破壊者とヒール扱いされたが、ここ数年はプレー自体の魅力と心のこもったファンサービスでヒーローに転じている。
残念ながら全英オープンは予選落ちに終わったが、全米オープンの祝勝会は自宅のあるダラスでおこない「親友たちとプールパーティをしてカップにワインを注ぎ飲み干した」のだとか。やることなすことカラフルである。