タイガー、松山英樹が長く愛用し、世界中のゴルファーから憧れられるパターブランドの魅力を追いかけるシリーズ。第38回は元ブレークダンサーであるオーナーの1本を紹介。
オーナーの思いが細部に表現された「マスタフル2017」
写真は、若き日にブレークダンサーだったオーナーが、ブレークダンスをイメージして作ってもらったという、センターシャフトのマスタフルである。
このパター、一見するとミラーフィニッシュのヘッドに、スコッティブルーのチェリーボンブが入ったシンプルなマスタフルなのだが、その細部にはオーナーのブレークダンスに対する思いが込められている。
まず、ソールにはスコッティドッグとともに、ブレークダンサーをイメージしたオリジナルのスタンプが。さらに、バックフェースのバンパー部分には男性のブレークダンサーを意味する『BBOY(breakin’ boy)』の文字が上下逆さに刻印されている。
これは、ヘッドスピン(3点倒立した状態から頭を軸に回転する技)をするときには、世界が逆さに見えるからだとか。「おそらく、ブレークダンスをイメージしたキャメロンのパターは、これだけだと思います」(オーナー談)という、オーナーの思い入れ溢れる一本なのである。
PHOTO/Takanori Miki
THANKS/スコッティキャメロンゴルフギャラリージャパン
※週刊ゴルフダイジェスト2024年8月13日号「キャメロンマニア宣言」より