19年の全英オープンで日本選手として42年ぶりの海外メジャーの栄冠を手にして、ゴルフ界の枠を超えて一躍国民的アイドル的存在になった渋野日向子。
「海外ツアーは考えていません。ずっと日本で戦いたい」と日本の女子ツアーをけん引する天然キャラで人気の小祝さくら。
今季米ツアーに参戦中で“おしゃれ番長”の異名を持つ吉田優利。
ファンイベントを開催するなど、“自称アイドルゴルファー”として活躍する菅沼菜々。
女子ゴルフ界には多くの”人気アイドル”が存在する。みな優勝経験を持ち、実力をともなった選手ばかりだ。
「山田彩歩」
“やまださほ”の名を知るゴルフファンはまだ少ない。知っているファンはよほどの女子プロ通だろう。
その山田が地元開催のmeijiカップで、初日トップと4打差2アンダー13位タイで好スタートを切った。
山田は渋野や小祝と同じ黄金世代の1998年生まれで、同郷の小祝とは小学校時代からの仲だ。
「北海道でジュニアからゴルフをしていたのは人数も少なくて、どこかの試合に行けば必ず顔を合わせる仲。だから当時からライバルという感覚はなく、どちらかといえば同じ仲間みたいな感じ。さくらちゃんが活躍してうれしいし、私も頑張らなくちゃ」と小祝から刺激を受けて、2021年に4度目のプロテストに合格した。
プロテスト合格後、新人戦で3位。今シーズンはステップ・アップ・ツアーを主戦場とし、トップ10は2度。今大会がレギュラーツアー2試合目となる。
女子ゴルフファンの間では「かわいい」「ビジュアル最高」とアイドル的な存在になりつつある山田。
明日からの活躍次第では女子ゴルフ界の”アイドル図”を塗り替えていくかもしれない。
撮影/干川修、森浩輔、小林司
※山田彩歩の夏らしい浴衣姿が、8月5日発売の週刊ゴルフダイジェスト8月20&27日合併号の巻頭カラーに登場! 要チェックだ。