ゴルフを始めたばかりのビギナーや初心者にとって、スウィングについての疑問は尽きない。埼玉県草加市のゴルフスクール「Tom's Bishon草加店」専属のJJコーチに「ビギナーがコースデビューする基準」について教えてもらった。

基準①ドライバーで男性なら100ヤード、女性なら50ヤード以上飛ばせること

ゴルフを始めたばかりのビギナーも、経験値がゼロの状態からどんどん上達していき、やがてはコースデビューを迎えることになる。

デビューにあたって、マナーに関する知識はもちろんのこと、自身がコースでのプレーを楽しむためにも、また過度なスロープレーで前後の組に迷惑をかけないためにも最低限のスキルは身に付けておく必要がある。

画像: 埼玉県草加市のゴルフスクール「Tom's Bishon草加店」専属のJJコーチ

埼玉県草加市のゴルフスクール「Tom's Bishon草加店」専属のJJコーチ

では最低限のスキルが自分にあるかどうかを、具体的に何を基準に考えればいいのか。JJコーチは「まず1つが飛距離面です。ドライバーで、男性の場合100ヤード、女性なら50ヤード以上飛ぶことですね」と言う。

画像: ドライバーで男性なら100ヤード、女性なら50ヤード以上飛ばせれば、ビギナーのコースデビューの基準はクリアしているという(写真はイメージ)

ドライバーで男性なら100ヤード、女性なら50ヤード以上飛ばせれば、ビギナーのコースデビューの基準はクリアしているという(写真はイメージ)

「僕の中では飛距離面でのハードルはすごく低いものと考えています。これはコースレッスンなども踏まえた経験則で、ミドルホールの総飛距離の4分の1程度が飛ばせれば問題ないと思っています。それが大体男性で100ヤード、女性で50ヤード以上というわけです」(JJコーチ、以下同)

大前提として「『ビギナーの方にスロープレーで回るな』というのが無茶で、余計にハードルを上げてしまうことになるんです」とJJコーチ。もちろん慣れたゴルファーよりプレーのテンポが遅いのは仕方がないとしても、前述した飛距離が出るなら「過度なスロープレーにはならないと思います」とのこと。

「ラウンドを数多くこなしている方でも、ショットが取っ散らかればプレーは遅くなるわけで、それに関しては土俵は同じです。何ならアドレスでしっかり目標に対してまっすぐ構えられさえすれば、飛ばないぶんビギナーの方のほうがショットがまとまっているなんてことも全然あり得ますよ」

基準②ドライバー、7番アイアン、ウェッジ、パターの4本を使えること

そしてもう1つの基準が、扱えるクラブの数。「飛距離の基準に加えて、ドライバーと7番アイアン、グリーン周りのアプローチに用いるウェッジ、パターの4本の扱いを覚えた段階でコースデビューしてみましょう」とJJコーチは言う。

「男性で大体100ヤードをドライバーを飛ばせるなら、7番アイアンで大体80ヤードは飛ばせるはずです。であれば2~3打くらいでグリーン周りまでは近づけられます。そしてグリーン周りからのアプローチに使うウェッジ、グリーン上でのパター。プレーに最低限必要となる4本のクラブを扱えればコースデビューの基準は満たしていると言えます」

何ならコースで不安に感じたら、ティーショットからグリーン周りまで、すべて7番アイアンで80ヤードずつ刻んで打っていってもいい。それでプレーは成立するし「そういった、本数を絞ってのプレーしかできないと思います、デビュー戦に関しては」。

「クラブを14本買い揃えていても、練度的にもメンタル的にも、使う番手は練習量が多いものに偏りますからね。だからこそ、プレーに最低限必要になる4本のクラブがちゃんと扱えて、ドライバーでミドルホールの4分の1程度飛ばせるショット力があるならコースデビューしていいんです」

経験値がゼロの状態から「最低限クリアしておきたい2つのハードル」をクリアするのにも、もちろんある程度の時間はかかるだろうが「『めちゃくちゃ練習してから行かなきゃいけないんだ』と物怖じする必要もありませんよ」とJJコーチ。

「ゴルフは難しいものっていうイメージが未経験者にもおそらくあるし、身近にいる経験者から『ある程度上手くなってからじゃないと迷惑かかるから』と言われがちですよね。逆に『いや大丈夫だよ』と軽いノリで言われて『本当かよ』と感じて、その気持ちがだんだん増幅していってコースデビューの1歩が踏み出せない、なんて方も実際にいました。でも本当にデビューのハードルはみなさんのイメージより低いので、ぜひ基準にしてみてください」

協力/Tom's Bishon草加店

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