11年ぶりに会場を移して開催されるニトリレディス。AIG女子オープンと同日開催のため、先週に引き続き竹田麗央や山下美夢有、また先週今季3勝目を挙げた川﨑春花などポイントランク上位選手が不在となり、国内残留組に優勝のチャンスが訪れる。また、今大会では史上初めてゴルフのジュニアメジャー4冠を達成した“天才少女”須藤弥勒選手が若干13歳ながらツアーデビューを果たす。みどころ盛りだくさんの23戦目となりそうなニトリレディスの、昨年大会プレーバックから会場へのアクセスまで、観戦に役立つ情報を一挙紹介!

8月22日(木)~8月25日(日)ニトリレディス

画像: 2023年度ニトリレディス

2023年度ニトリレディス

会場:北海道 桂ゴルフ倶楽部/18ホール、6651ヤード、パー72
賞金総額:1億円、優勝賞金:1800万円

2010年に桂GCで始まり、14年に恵庭CC、そして15年から小樽CCが舞台になってきたが、15回目の今年は11年ぶりに桂GCでの開催。ニトリ創業の地・北海道を“より明るく、より元気に!” がコンセプト。

プレーバック2023

画像: 悪天候のため3日間競技となり決着がついた

悪天候のため3日間競技となり決着がついた

画像: プレーオフ1ホール目で勝利を掴んだ菊地絵理香

プレーオフ1ホール目で勝利を掴んだ菊地絵理香

3日目終了時点で首位タイに菊地絵理香、申ジエ、岩井明愛が並び、大激戦が予想された最終日。天候悪化を見越しスタートを繰り上げたものの雷雨接近のため一時中断し、そのまま中止に。

第3ラウンド終了時に首位だった3人によるプレーオフが行われ、1ホール目で菊地が勝利。嬉しい地元をV飾った。

主な副賞(2024)

ZR-V BLACKSTYLE e:HEV Z(FF)、電動リクライニングソファ チェリーブ、ゆめぴりか1年分

画像: 23年の副賞だった「ニトリ電動リクライニングカウチソファ アネーロ」に座る菊地

23年の副賞だった「ニトリ電動リクライニングカウチソファ アネーロ」に座る菊地

桑木志帆のコーチ兼みんゴル特派記者中村修が語る注目選手

「桂ゴルフ倶楽部は、オールベントの林間コース。フェアウェイもグリーンも素晴らしいコンディションに整えられています。ただ、雨予報が出ていることもあり、コースのコンディションの変化に対応する力が必要になってくるでしょう。傾斜のあるグリーンは、外したときのアプローチが難しいので、まずはしっかりパーオンさせることが求められます」

桑木志帆

画像: 2024年大東建託・いい部屋ネットレディス(撮影/岡沢裕行)

2024年大東建託・いい部屋ネットレディス(撮影/岡沢裕行)

プロフィール
岩井明愛・千怜姉妹や阿部未悠らと同じ2021年93期生。プロテスト合格後の新人戦で優勝し、レギュラーツアーでの初優勝も長く期待されていた選手。今年6月末に開催された資生堂レディスで悲願の初優勝を遂げた。

2024年度スタッツ
メルセデス・ランキング:12位/パーオン率:72.2222(9位)/年間トップ10回数:9回(8位)

中村のコメント
NEC軽井沢72での予選落ちはありましたが、先週は9位タイでフィニッシュ、ショットの調子が戻ってきています。NEC軽井沢72でのパーオン率は28/36で77%、CAT Ladiesでは45/54で80%とグリーンを正確に捉えられるようになっているのは明白。今回の会場の桂ゴルフ倶楽部はパーオンが鍵になってくるため期待できるでしょう。

菊地絵理香

画像: 2024年ヨネックスレディス(撮影/有原裕晶)

2024年ヨネックスレディス(撮影/有原裕晶)

プロフィール
申ジエや穴井詩らと同じ2008年80期生。父親はティーチングプロ、姉もプロゴルファーというゴルフ一家出身の36歳。ツアー通算6勝、昨年のニトリレディスでは雷雨による中止ののち行われたプレーオフを制し見事優勝を果たした。

2024年度スタッツ
メルセデス・ランキング:41位/フェアウェイキープ率:72.0930(15位)/イーグル数:4(7位)

中村のコメント
昨年度の優勝者である菊地選手は北海道苫小牧市出身。昔から洋芝のコースに慣れているというのは強みのひとつでしょう。パーオン率はNEC軽井沢72で64%、CAT Ladiesで70%でしたが、アプローチもパットもツアーでは有数の名手、ショートゲームの達人と言えます。慣れた洋芝で得意のショートゲームを展開し、ディフェンディングチャンピオンとなる可能性もあるかもしれません。

須藤弥勒

画像: 須藤弥勒(提供/ ニトリ)

須藤弥勒(提供/ ニトリ)

プロフィール
●生年月日/2011年8月6日(13歳)●出身地/群馬県太田市●身 長/150cm●ゴルフ歴/1 歳から
■主な成績
世界ジュニアゴルフ選手権(2017、2018年)、マレーシア世界選手権(2019年)、USキッズ世界選手権(2021年)、ジュニアヨーロッパ選手権(2022年)

群馬県出身の13歳。1歳からおもちゃのクラブを握り始め、2歳で本格化、5歳でU6世界ジュニア選手権優勝。10歳までにジュニアゴルフ世界メジャー4大会を制覇して女子で史上初のグランドスラムを達成、「天才ゴルフ少女」と呼ばれている。スポンサー契約は計16社、既に推定3億6000万円以上の支援を受けている。ニトリもスポンサーのうちの1社。8月6日に誕生日を迎え、JLPGAの出場規定をクリアする13歳になったことを皮切りに今大会へ挑戦、レギュラーツアーデビューとなる。

中村のコメント
小さなころから頭角を現し、試合での活躍はもちろん小学生の頃からメディア露出も多かった須藤選手なので、ついにレギュラーツアーデビューかという気持ちです。昨年6月の北海道で開催されたプロパッティングツアーでも優勝を飾っていますが、そのパッティングの実力は小祝さくら選手もベタ褒めするほど。以前須藤選手と一緒にラウンドした際に彼女のプレーを目の当たりにし、「私よりもパットが上手」と話していました。13歳の中学生がプロのセッティングでどこまで食らいついてくるのか注目したいです。

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