軽量+高反発! レディスゴルファーにやさしいフェアウェイウッド
今回試打をするのは、つるやゴルフ「アクセル クラブ AXEL GF フェアウェイウッド」の3番(18度)、5番(21度)、7番(24度)ウッド。シャフトはメーカー純正の「 VANQUISH for AXEL GF Ladies CARBON」、フレックスはL。試打ボールはタイトリスト プロV1。
「アクセル クラブ AXEL GF フェアウェイウッド」は、ボディ・フェースが一体のチタン構造になっていることによって軽量化と高い反発力を実現。さらにソールすべてがタングステン素材のため超低重心構造となっていて、高弾道で飛距離の伸びる球を打つことができるという。
ひと番手分“寝た”ロフト角で、やさしく打てる
江澤 置いてみると、ロフト角が結構あるような気がします。
M美 そうなんです。3番ウッドが18度、5番ウッドが21度、7番ウッドが24度という作りになっています。
江澤 平均的なレディスクラブの3番ウッドは約15度くらいだと思うので、全部ひと番手くらいロフト角が違って、5、7、9番ウッドくらいの作りですね。ロフトがつくにつれてフックフェースが強くなる傾向があるんですが、これはロフトがついている割につかまり顔じゃなくて結構好きな見た目です。置いたときの印象って結構ショットに影響があるので、いいなって思いました。フェースを爪で弾いてみると硬い音がして、結構飛ばしてくれるんじゃないかというイメージも湧きました!
実際に打ってみた!
ドライバーはヘッドスピード35m/sで試打計測を行っていたため、フェアウェイウッドは少し落とした32~33m/sで試打してもらった。
<3番ウッド>
弾道 | ややドロー |
---|---|
ヘッドスピード | 33m/s |
ボールスピード | 47.2m/s |
打ち出し角 | 15.2° |
スピン量 | 2904rpm |
頂点高度 | 16m |
キャリー | 146y |
総距離 | 164y |
<5番ウッド>
弾道 | ドロー |
---|---|
ヘッドスピード | 33m/s |
ボールスピード | 45.4m/s |
打ち出し角 | 15.3° |
スピン量 | 3861rpm |
頂点高度 | 17m |
キャリー | 143y |
総距離 | 158y |
<7番ウッド>
弾道 | ドロー |
---|---|
ヘッドスピード | 33m/s |
ボールスピード | 45.8m/s |
打ち出し角 | 18.4° |
スピン量 | 3879rpm |
頂点高度 | 21m |
キャリー | 143y |
総距離 | 155y |
M美 まず3番ウッドはどうでした?
江澤 繰り返しになりますが、まず構えてみたときにフックフェースが気にならないのがとても良かったです。
ロフトが18度あって、他の5番ウッドと同じくらいのフェースが寝ているからか、球もしっかり上がりました。シャフトもすごく走ってくれた感覚でした。
M美 シャフトは先のほうがかなり軟らかい先調子なので、その効果ですかね。5番、7番ウッドはどうでした?
江澤 5番ウッドも高い球が打てました! あまりに高く上がると吹け上がりを心配しないといけなくなっちゃいますが、これくらいならいいかな。簡単に高さが出るので、どうしてもウッドは低い球になっちゃう人にはピッタリかも。振った感じ、3番ウッドとの流れもいいし、打音が硬くてしっかり反発してくれていそうな打感がありました。
7番ウッドはまずシャフトが急に短くなったような感じがしまして(40.5インチ)、そのぶん振りやすさも増しました。ロフト角が24度あるので構えたときにフェースがよく見えて、球が上がらない心配を消してくれる感じも良かったです。ロフト角が増すとフックフェースが強くなる=引っ掛かりやすくなってしまう傾向がありますが、これはそういうイメージも湧かなくて良かったです!
江澤プロが選ぶのは3番ウッド!
M美 「アクセル クラブ AXEL GF フェアウェイウッド」の中で1本武器を選ぶとしたら……?
江澤 3番ウッドです。置いたときのフェースの見え方や、振り心地、打感、全部がいちばん良かったのが3番ウッドでした。3番なのに5番ウッドのロフト角があって簡単さが増しているというのもなんか“お得感”があって、フェアウェイウッドが苦手な人にはうってつけかも!
M美が選ぶのは5番ウッド
「身長約150センチですが、5番ウッドのシャフトの長さがまずしっくりきた感じがありました(41インチ)。5番ウッドだけど7番ウッドに匹敵するくらいのロフト角があったので、構えた瞬間から高い球が打てそうなイメージが湧きました。実際に打ってみると、上げる意識がなくても15mほど上がってくれていい感じ。ヘッドの走りもよくて、タイミングがいちばん合った感覚がありました」
THANKS/サウスゴルフアカデミー