レッスンプロを育成(指導)するレッスンプロの先生が教える「ゴルフの教科書(基本)」。フルスウィングしたときに気持ちよく振れるように「ハーフスウィング」からレッスン中。今回は「クラブを上げるときのイメージの仕方」を解説する。【レッスンプロの先生とレッスンプロの教科書から学ぶゴルフの基本⑲】
画像: 文字盤をイメージすると、テークバックやスウィングが良くなる

文字盤をイメージすると、テークバックやスウィングが良くなる

クラブの上げ方が良くなるドリル

画像: クラブの上げ方が良くなる「コロコロドリル」

クラブの上げ方が良くなる「コロコロドリル」

GD スウィング全体の80%を占めるハーフスウィングの完成度を上げれば、フルスウィングの完成度も上がるということで、連載の16回目からクラブを右に上げていく時と左へ振っていくときに分けて、ハーフスウィングの完成度を上げるために必要なことを学んでいます。

原田 クラブの正しい上げ方を説明しました。どうですか、うまく上げられるようになりましたか?

GD 前回教えていただいた"コロコロドリル"は効果がありました。ヘッドの後方60センチにボールを置き、バックフェースでボールを押して、真っすぐ後ろにコロコロと転がしながらクラブを上げていくドリルですが、繰り返しやってみたら、極端にインサイドにヘッドを引いていくことがなくなったと思います。

時計をイメージする「イメージクロック」とは?

画像: クラブを上げるときは時計をイメージ。それを原田プロは「イメージクロック」という

クラブを上げるときは時計をイメージ。それを原田プロは「イメージクロック」という

原田 ほう、それは何よりです。それで、これも前回説明したことですが、クラブを上げていくときにグリップが8時の位置を通過するようになりましたか?

GD 8時の位置は右足の2足分右でしたね。かなり遠く感じるので、まだ苦戦しています。

原田 8時の位置という言葉が出てきたので、ここで前回の最後に少し触れた「イメージクロック」という考え方について説明しましょう。これは私たちのカリキュラムの中でもとても重要な考え方なので、よく聞いてくださいね。

GD はい。背中に時計の文字盤を背負っていると考えるんですよね。

背中に大きな時計の文字盤を背負っているイメージを持つ

画像: イメージクロックは手のポジションを示す考え方。ハーフスウィングの振り幅は9時から3時になる

イメージクロックは手のポジションを示す考え方。ハーフスウィングの振り幅は9時から3時になる

原田 そうです。イメージクロックは手のポジションを示す考え方です。体の後ろ、背中に大きな時計の文字盤を背負っていると思ってください。おへそから針が出ているイメージで両手が針です。真下が6時、頭が12時、右腰が9時、左腰が3時です。

GD ということは、ハーフスウィングでクラブを右へ上げていく位置は9時ということですか?

原田 ご名答。それでね、この文字盤を頭に入れて考えてください。アドレスの位置は6時です。で、頭の中に描いた文字盤を物差しにして、スウィングの幅を考えます。文字盤に文字がある中で一番小さい振り幅は7時から5時です。大体右足のすぐ横から左足のすぐ横あたりですね。次が8時から4時。前に話したように8時の位置は右足の2足分右になります。4時は5時より遠くなりますよね。ハーフスウィングの振り幅は9時から3時になります。

GD そこから上の位置も知っておきたいです。

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