9月4日~6日に開催されるABEMAツアーの第9戦「PGM Challenge 2024」。今大会は全国にあるPGMグループのコースをサーキット方式の持ち回りで開催されており、21年PGM石岡GC、22年中峰GC、23年ライオンズCC、そして24年は福岡レイクサイドCCとなる。この試合の注目選手をABEMAツアーで実況やリポーターを担当する萩原菜乃花が紹介!
画像: ABEMAツアーなどで実況、ラウンドリポーターを担当する萩原(撮影/岡沢裕行)

ABEMAツアーなどで実況、ラウンドリポーターを担当する萩原(撮影/岡沢裕行)

はぎわら・なのか。名門日本大学ゴルフ部に所属して腕を磨き、ベストスコアは75。学生時代から週刊ゴルフダイジェストなどに登場。大学卒業後はライムライト所属のフリーアナウンサーとして活動中。

先週開催された「ダンロップフェニックストーナメントチャレンジinふくしま」。台風の影響で36ホールの短縮競技となり、最終日の3日目に第2ラウンドの残りホールを消化。初優勝した黒川逸輝選手はインスタートのため4番ホールからの再開で、残り6ホール。その6ホール中4ホールでバーディと、一気に捲って優勝という圧巻のゴルフ。前日には双子の弟、航輝選手はPGA認定プロテストを6位タイで合格。2人揃っての嬉しい報告となった。

画像: 23年「週刊ゴルフダイジェスト」でレッスンしてもらったときの1枚。左が「ダンロップフェニックストーナメントチャレンジinふくしま」で優勝した兄・黒川逸輝プロで右が弟・航輝プロ(撮影/アラキシン)

23年「週刊ゴルフダイジェスト」でレッスンしてもらったときの1枚。左が「ダンロップフェニックストーナメントチャレンジinふくしま」で優勝した兄・黒川逸輝プロで右が弟・航輝プロ(撮影/アラキシン)

さて、黒川選手は2022年に東北福祉大学を卒業。恒例の優勝セレブレーションとなった水かけにも同期たちの姿があったが、この年代がかなりアツい! しかも全員仲良しで試合会場でも同期で固まって一緒にいる姿をよく見かける。レギュラーツアーのメンバーでは、米澤蓮選手と杉原大河選手も同級生。ちなみに、全員に共通しているのは物腰柔らかくて笑顔が印象的なところ。

今季の米澤選手がレギュラーツアー2勝、そして黒川選手の初優勝を目の当たりにして、同級生が奮起すると予想。ということで、まずはこの2人を注目選手として紹介します。

今年の日本プロで6位タイ! 竹山昂成

まずは竹山昂成選手。181cm、84kgと恵まれた体格を武器にしたドライバーは飛距離は十分で、しかも正確性を重視するタイプ。お笑い芸人・ダウンタウンのお二人と同じ兵庫県尼崎市の出身ということもあるのか、いつも笑顔で取材中も冗談ばかり言い、私を含め現場にいる全員を笑わせてくれるほど。その性格もあって、竹山選手の周りには中西直人選手や山脇健斗選手など、年齢に関わらず、笑顔が素敵な選手が多く集まる印象。

画像: 竹山昂成プロ。ABEMAツアーで20位を目指すか、レギュラーでシードを獲りに行くか、この先の選択も要注目(撮影/岡沢裕行)

竹山昂成プロ。ABEMAツアーで20位を目指すか、レギュラーでシードを獲りに行くか、この先の選択も要注目(撮影/岡沢裕行)

今年は富士カントリー可児クラブで開催された国内メジャー日本プロで6位タイに入るなど、好調。その日本プロでは、4日間でボギーがたった3つ。しかも、フェアウェイキープ率が48.214%(44位タイ)と良くなかったものの、パーオン率が84.722%で1位、またパーキープ率は95.833%で1位タイ。アイアンのショット力の高さが目立った。この成績もあり、レギュラーツアーの出場は3試合ながらも現在賞金ランク69位とシード権が狙える位置に。「いまは楽しくゴルフができている」という竹山選手に注目!

初日は7時43分に1番Hからスタート。平本穏プロ、櫻井勝之プロ、呉司聡プロとのラウンドだ。

安定感のあるゴルフが持ち味の芹澤慈眼

続いて、芹澤慈眼選手。珍しい名前である慈眼(じげん)は仏教の言葉が由来だとか。見た目は強面だが話したらゆるふわ系というギャップもキャラが立っていて紹介しやすい選手。

画像: 芹澤慈眼プロ。少し強面ですが、話すとゆるふわ系でギャップがいい!(撮影/岡沢裕行)

芹澤慈眼プロ。少し強面ですが、話すとゆるふわ系でギャップがいい!(撮影/岡沢裕行)

ABEMAツアー第3戦となる「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP CHALLENGE in FUKUI」では単独2位、今回と同じ福岡開催の第6戦の「LANDIC CHALLENGE 11」では初日トップタイスタートと、今季は好調をキープ。

「追い込まれると頑張れるタイプなので、ここぞというところで力を発揮できています。いまの時期でいえば、夏休みの宿題は最後の最後になってやり始めます(笑)」と話す。得意クラブを聞くと、少し考えながら「特にないです」と笑いながらも「あ、バンカーは好きですね、バンカーからのチップインとか多いです」とのこと。

今大会を含め、ABEMAツアーは残り4戦。来年のレギュラーツアー前半戦の優先出場権を獲得できる賞金ランク20位以内(12位)に位置する。平均ストロークが70.151(9位)と安定している選手なので、今大会も大崩れはせず、同期の活躍から「自分も!」と奮闘をみせてくれるはずです。

初日は9時33分に1番Hからスタート。同級生の黒川航輝プロ、梶村夕貴プロ、金子敬一プロとのラウンド。

“平成の怪物”がABEMAに挑む! 松坂大輔

最後に紹介するのは、“平成の怪物”と言われた元メジャーリーガーの松坂大輔選手。ABEMAツアーには第4戦「太平洋クラブチャレンジ」以来の出場。前回は緊張もあってか、スタートホールからボギー、ボギー、ダボとなかなか思うようなプレーができず、16番ではダブルパーを記録するなどほろ苦いデビュー戦。とはいえ、自身のペースを取り戻した後半は2バーディと実力の片鱗を魅せた。

画像: 太平洋クラブチャレンジの練習日の松坂大輔選手。プロゴルファーにもいない大きな体から繰り出されるドライバーは圧巻!(撮影/岡沢裕行)

太平洋クラブチャレンジの練習日の松坂大輔選手。プロゴルファーにもいない大きな体から繰り出されるドライバーは圧巻!(撮影/岡沢裕行)

今回は前回の経験も活かしてスタートから自分のペースでいけるか、が鍵。今回の出場に向けて、Abemaでは『松坂大輔ネクストステージ2ndシーズン』と題して、矢野東プロに弟子入りした松坂選手。その矢野プロもABEMAチャレンジャーとして出場予定。こちらも注目!

松坂選手は見た目からわかるように、かなりパワフル! 飛距離はおそらく320ヤードくらいだと思います。「太平洋クラブチャレンジ」のときは、練習日に何度もツアーバンに行き、最後の最後までクラブの調整を誰よりもやっていたのが印象的。ちなみに、松坂選手のインスタグラム情報ですが、コブラ「ダークスピード LS」のロフト6度のドライバーを組んでもらったという投稿が。もしかすると、明日、お目見えするかもしれませんね!

初日は10時6分に1番Hからスタート。宮里聖志プロ、塩見好輝プロ、小斉平優和プロとのラウンドです。

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