9月13日(金)~9月15日(日)住友生命Vitalityレディス 東海クラシック
会場:愛知県 新南愛知カントリークラブ美浜コース/18ホール、6560ヤード、パー72
賞金総額:1億円、優勝賞金:1800万円
1970年の東海クラシック創設当初は男女の大会が同時進行され、94年から会場と時期が分かれた。2日目の競技終了後にJLPGAが唯一公認するドライビングコンテストが行われる。
プレーバック2023
初日に大会コース記録に並ぶ「63」を記録した岩井明愛が2日目を終えて2位に3打差をつけて単独首位で最終日へ。
2位の小祝さくらに猛追されるも、16番でバーディを奪って突き放し、初日から首位を守る完全優勝で4月のKTT杯バンテリンレディス以来となるツアー2勝目を挙げた。
主な副賞(2023)
スバル レイバックLimited EX、知多牛・恋美豚(美浜町賞)
桑木志帆のコーチ兼みんゴル特派記者中村修が語る注目選手
「会場の新南愛知CC美浜コースは、距離はそこまで長くありませんがアップダウンが適度にあり、狙いどころが絞られるのが特徴のコースです。グリーンは大きく、連日の猛暑のせいで遅くて軟らかいコンディションになっています。ラフが深くなっているのでフェアウェイキープも重要です。また、左ドッグのコースが多いのでドローヒッターに有利なコースと言えるでしょう。昨年大会では、14番のパー4、15番のパー5からバーディをとる選手が続出。最終日の終盤にいくつバーディが取れるかで勝負が決まるかもしれません」(中村・以下同)
古江彩佳
プロフィール
ペ・ソンウと同じ2019年91期生。17歳のときにナショナルチームに所属し、ともに活躍した安田祐香とは高校の同級生。2020、2021年の統合シーズンでは6勝を挙げ最優秀選手賞と新人賞に輝いた。2022年からは主戦場をアメリカに移し、今年7月のアムンディ・エビアン選手権では海外メジャー初優勝を遂げた。
2024年度スタッツ
世界ランキング:8位/トップ10回数:10回(1位)/60台のラウンド数:31回(1位)(米国女子スタッツ)
中村のコメント
7月のエビアン選手権を制し日本人史上4人目のメジャー覇者となった古江選手は、2020年の同大会での優勝者です。LPGAの試合でも上位に名前を残すことが多く安定感抜群の彼女ですが、ドライビングディスタンスも平均252ヤードと昨年よりも約7ヤードプラス。4年ぶりに優勝をつかむ姿が見られるかもしれません。
西村優菜
プロフィール
山下美夢有や西郷真央らと同じ2020年度92期生。前述の古江彩佳とともにナショナルチームで活躍し、日本アマチュアランキング1位に輝いたことも。2021年のサロンパスカップでメジャー初優勝を含む国内6勝を挙げていて、2023年からは主戦場をアメリカに移している。
2024年度スタッツ
世界ランキング:90位/平均パット数:28.8983(5位)/サンドセーブ数:43(5位)(米国女子スタッツ)
中村のコメント
2021年の同大会で優勝経験のある西村選手。2021年の最終日には9バーディで63という追い上げを見せて見事逆転し大会記録で優勝しました。今年は大会後にすぐアメリカへ戻るとのことですが、その前に3年前を思い出させてくれるようなバーディラッシュを見せてくれることに期待しています。
山下美夢有
プロフィール
笹生優花や吉田優利らと同じ2020年92期生。2021年のKTT杯バンテリンレディスで初優勝を飾るとそこから勢いとどまらず、2022、2023年は2年連続の賞金女王に輝いた絶対女王。今季は未だ優勝なしではあるが、常に上位争いに参加しておりメルセデス・ランキング2位、賞金ランキング3位と安定感のある強さが魅力。
2024年度スタッツ
メルセデス・ランキング:2位/平均パット数:1.7308(1位)/リカバリー率:76.4000%(1位)
中村のコメント
言わずもがな、安定の強さを見せている山下選手。竹田麗央が6勝目を挙げた先週の日本女子プロでも1打差で2位、出場10試合連続のトップ10入りと、いつ優勝してもおかしくない安定感があります。今シーズン残り11試合、彼女の優勝を待ち望んでいるファンは多いのではないでしょうか。