9月20日(金)~9月22日(日)ミヤギテレビ杯女子オープンゴルフトーナメント
会場:宮城県 利府ゴルフ倶楽部/18ホール、6638ヤード、パー72
賞金総額:7000万円、優勝賞金:1260万円
ミヤギテレビ開局3周年を記念した「松島国際女子オープン」から始まり昨年50回目を迎えた。03年には宮里藍がアマ優勝。2000年からは宮城県立こども病院への支援活動を行う。
プレーバック2023
前週優勝争いした勢いそのままに、初日から岩井明愛が首位タイに立つと2日目もスコアを伸ばし、単独首位で最終日を迎える。
最終日も攻めの姿勢を崩さず、7番と11番でボギーを叩いたものの、8番でイーグルを奪うなど最後まで後続を寄せ付けず、史上4人目となる2週連続完全優勝を達成した。
主な副賞(2024)
日産「NOTE X 2WD」(提供:カーセブン)、利府梨「あきづき」(提供:利府町)、ハワイ往復航空券(1名分)(提供:日本航空株式会社)、オールシーズンタイヤ DUNLOP「SYNCHRO WEATHER」(提供:住友ゴム工業株式会社)
桑木志帆のコーチでみんゴル特派記者中村修が語る注目選手
「会場の利府ゴルフ倶楽部のコースコンディションですが、フェアウェイもラフもとても素晴らしい状態に仕上がっています。ラフは長く伸びているので、入れてしまうと出すのは困難になりそうです。グリーンは猛暑の影響もあってそこまで速さは出ておらずしっかり止まります。土日は雨予報ですが、1日4アンダー前後のスコアを出し、優勝者13~15アンダーのスコアを出してくると予想しています」(中村修)
藤田さいき
プロフィール
笠りつ子や有村智恵らと同じ2006年78期生。中学2年生のときにゴルフを始め、プロテストに合格した2006年にプロミスレディスでツアー初優勝。2010年の日本女子プロでメジャー制覇も遂げ、通算6勝。今年の富士フィルム・スタジオアリスではツアー史上最多の7度目のホールインワンを達成している。
2024年度スタッツ
メルセデス・ランキング:14位/イーグル数:5(3位)/パーオン率:73.2712(6位)
中村のコメント
さすがベテラン、試合会場の天候やコンディションに左右されることなく、暑かった2週間前の沖縄でも安定したプレーを展開していました。体に負担の少ないスウィングを武器にして、ドライビングディスタンスのランキング16位(249ヤード)、メルセデス・ランキングも14位と39歳とは思えない成績を残しています。ベテランプロの攻め方には今週も注目したいです。
青木瀬令奈
プロフィール
アン・ソンジュや工藤遥加らと同じ2011年83期生。ゴルフを始めたのは7歳のとき。身長153cmと小柄ながら、プロ入り後にドライバーの飛距離を伸ばしデビュー5年目に初のシード入りを遂げた。昨年はTポイント×ENEOSゴルフと大王製紙エリエールレディスを制して通算5勝を挙げている。
2024年度スタッツ
メルセデス・ランキング:18位/トップ10回数:7回(11位)/リカバリー率:69.3227(8位)
中村のコメント
最近、フェアウェイキープ率が落ちてきていますが、トレーニングの成果もあり全体的な飛距離が伸びてきています。今週もラフは深いですが、ドッグレッグが少なく、フェアウェイは広さがあるコースとなっているので、曲がり幅の少ない青木選手とは相性が良さそうです。新しく、9番アイアンとピッチングは「ZXi7」8番アイアンは「ZXi5」を投入するようです。飛距離が伸びたことで距離感を合わせることに取り組んでいるので、その成果を見られることでしょう。
菅楓華
プロフィール
神谷そらや清本美波らと同じ2023年96期生。6歳からゴルフを始め、昨年の女子下部ステップアップツアー・フンドーキンレディースで3位、同年プロテストに合格したルーキー。2023年のニチレイレディス終了後のリランキングで33位に入りツアーへの出場権を得た。
2024年度スタッツ
メルセデス・ランキング:64位/トップ10回数:3回(35位)/平均パット数:1.8431(65位)
中村のコメント
リランキングで出場権を得た菅選手は、今回の試合が16試合目。先週の住友生命Vitalityレディスでは初めて優勝争いに加わり、最終日は絶対女王の山下美夢有と完全優勝を遂げた岩井明愛と同組でした。トップで活躍する先輩プロと共に回った経験が今大会に活かされ、好成績を収めることを期待しています。