明日から始まるバンテリン東海クラシック。昨年は、木下裕太が勢いある若手2人から見事逃げ切り5年ぶりの優勝をつかんだ。昨年大会のプレーバックから会場へのアクセスまで、観戦に役立つ情報を紹介!

9月26日(木)~9月29日(日)バンテリン東海クラシック

画像: 2023年度バンテリン東海クラシック

2023年度バンテリン東海クラシック

会場:愛知県 三好カントリークラブ 西コース(18ホール、7300ヤード、パー71)
賞金総額:1億1000万円、優勝賞金:2200万円

昨年序盤から苦しいシーズンを過ごしていた木下裕太。初日から好調が続き、最終日は接戦の末、星野陸也と金谷拓実の実力派若手2人を相手に5年ぶりの優勝を果たした。

プレーバック2023

画像: 木下裕太が5年振りに優勝、シード権を守り切った

木下裕太が5年振りに優勝、シード権を守り切った

画像: 木下裕太が通算2勝目をあげた

木下裕太が通算2勝目をあげた

優勝した木下裕太が最終日最終組で戦ったのは自身2度目。当時賞金ランキング2位の金谷拓実とともに1位タイで最終日を迎え、通算6勝の星野陸也が1打差2位で2人を追いかけていた。

17番でバーディを獲って単独首位となると、18番でパーパットを決めて逃げ切り優勝。前回優勝から5年、シード権が危ぶまれていた状況のなか、見事2勝目を挙げた。

主な副賞(2024)

興和商品各種、クラウンシリーズ4つのスタイルから1台選択

画像: 23年は副賞としてトヨタ クラウンが贈られた

23年は副賞としてトヨタ クラウンが贈られた

ベテラン編集者Yが選ぶ注目選手

「会場の三好CC西コースは、例年ラフが長く、7300ヤードでパー71と距離が長いというイメージがありますが、300ヤード飛ばす選手が出てきた昨今、その特徴は読みづらいグリーンとグリーン周りのバンカーにあると言えます。グリーンはアンジュレーションが大きいのではなく、トッププロですら読み違えることのある微妙な傾斜が曲者。傾斜の度合いが2~3%と、目に映らない傾斜をあえて織り交ぜているとのこと。バンカーはバンカー内の傾斜、あご、その形状などによって、ガードバンカーであっても距離のあるバンカーショットが要求されることがあるでしょう。
コース全体としては、特にアウトコースは右サイドが高くなっているホールが多いです。フェードヒッターだと落としどころが狭く、飛距離のあるドローヒッターであればその高さを超えていけます。その点、ドローヒッターが有利に戦えるコースだと言えます。しかし、厳しい位置にピンが切られると先に述べたバンカーにつかまる選手も多く出てくると予想されます。そういった意味では、バンカーショットの出来が成績に直結するのではないでしょうか」(編集者Y)

平田憲聖

画像: 平田憲聖(写真はフジサンケイクラシック、撮影/姉崎正)

平田憲聖(写真はフジサンケイクラシック、撮影/姉崎正)

プロフィール
大阪府出身の23歳。大学3年生のときに日本学生を制してプロ転向。大学生プロとして戦った2022年に賞金ランキング58位でシードを獲得すると、2023年のミズノオープンで中島啓太をプレーオフで破って初優勝。今年はセガサミーカップ、フジサンケイクラシック、シンハンドンヘオープン、パナソニックオープンと約2カ月のあいだに4勝を挙げて通算6勝。最も勢いに乗っているプロと言える。

スタッツ
賞金ランキング:1位/平均ストローク:69.881(1位)/平均バーディ数:4.629(2位)

編集者Yのコメント
とにかく調子がいい平田選手。ナチュラルドローが打てることが今大会では功を奏するでしょう。どんなコースもそつなくこなす選手なので、今回も上位に出てくることは間違いなさそう。

清水大成

画像: 清水大成(写真はフジサンケイクラシック、撮影/姉崎正)

清水大成(写真はフジサンケイクラシック、撮影/姉崎正)

プロフィール
福岡県出身の25歳。ベースボールグリップが特徴のドローヒッターで、ドライバーの平均飛距離は303ヤード。2017年の日本学生で21年ぶりに1年生優勝を果たしたほか、ブリヂストンオープンでは3年連続ベストアマに輝くなど、アマチュア時代から話題に欠かない選手。プロ転向4年目の今年は、トップ10に7回入っている。

スタッツ
賞金ランキング:9位/平均バーディ数:4.739(1位)/平均パット数:1.6985(2位)

編集者Yのコメント
清水選手は飛距離のあるドローヒッターということで、最も三好CCに向いているプレーヤーの1人。ティーショットからアドバンテージが取れるので、アイアンショットの精度によってはバーディラッシュとなる展開も予想しています。

小木曽喬

画像: 小木曽喬(写真はANAオープン、撮影/岡沢裕行)

小木曽喬(写真はANAオープン、撮影/岡沢裕行)

プロフィール
愛知県出身の27歳。2014年の日本アマチュア選手権で当時の日本人史上最年少優勝を果たしたことがある。今年、韓国で開催されたハナ銀行 インビテーショナルでは初優勝を挙げ、トップ10回数は4回。平均パット数は賞金ランキング上位の選手たちを抑えて1位のパッティングの名手。

スタッツ
賞金ランキング:7位/平均パット数:1.6956(1位)/平均バーディ数:4.500(4位)

編集者Yのコメント
地元が愛知県というだけあって三好CCはよくラウンドしているコース。グリーンの難しさも熟知していることに加え、現時点での平均パット数1位のパットの名手。上位の成績を収める可能性が十分にある選手だと思っています。

金子駆大

画像: 金子駆大(写真はANAオープン、撮影/岡沢裕行)

金子駆大(写真はANAオープン、撮影/岡沢裕行)

プロフィール
愛知県出身の22歳。中学生の頃から活躍し、高校3年生の年にプロテストを受験し1発合格。昨年はコツコツと賞金を積み重ね、日本オープンで初のトップ10入り、3位に食い込んだ。今年のANAオープンでは岩崎亜久竜とのプレーオフを経験し惜しくも2位。初優勝間近の若手選手。

スタッツ
賞金ランキング:11位/平均バーディ数:4.500(4位)/平均ストローク:70.391(8位)

編集者Yのコメント
小木曽選手と同じく愛知県が地元の選手。フェードヒッターのため、コースとの相性がいいとは言えませんが、アイアンショットの切れは群を抜いています。厳しいピン位置であっても攻めていける実力の持ち主なので、スコアを伸ばす可能性は大いにあるでしょう。地元で初優勝、そこに掛ける思いが爆発するかもしれません!

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