10月10日(木)~10月13日(日)日本オープンゴルフ選手権
会場:埼玉県 東京ゴルフ倶楽部(18ホール、7290ヤード、パー70)
賞金総額:2億1000万円、優勝賞金:4200万円
1927年から始まった、日本の男子プロゴルフメジャー大会のひとつ。毎年会場を変更するサーキット方式を採用しており、今年は埼玉県の東京ゴルフ倶楽部で開催される。2022年は蟬川泰果が95年ぶりにアマチュア優勝を遂げ、2023年は岩﨑亜久竜が初優勝。今大会でも新たな“記録”が生まれるかも……!
プレーバック2023
最終日は首位と3打差、トータル3アンダーの7位タイでスタートした岩﨑亜久竜。前半4アンダー、後半2アンダーとスコアを伸ばし、単独首位で18番ホールへ。18番パー5のティーショットは右へ曲げて林のなかへ入れたが、セカンドでしっかり乗せて2パット、バーディ。見事日本一を決める日本オープンで初優勝を遂げた。
主な副賞(2024)
JGAオープン杯、NHKオープン杯、内閣総理大臣杯、文部科学大臣賞など
みんゴル編集長が選ぶ注目選手
「今大会の会場となる東京ゴルフ倶楽部。とにかくラフが深く、入ってしまたら出すのが精一杯というほどの長さに伸びています。昨日、今日と練習ラウンドでは雨を含んで、かなり重いとのことなので、パワーのある選手でも手こずるのでは。ラフが深くてボールがどれくらい“浮いているのか”を把握することも欠かせないので、空間認識能力も必要とされそうです。コースは全体的に距離が長いわけではないので、飛ばし屋、かつフェアウェイキープ率の高い選手に有利と言えます。フェアウェイが2つに分かれるコースや、セカンド地点からもピンを視界に捕えられないパー5など、見どころは多い会場と言えます」(みんゴル編集長)
松山茉生
愛知県出身の16歳、福井工大福井高の1年生。今年の第108回日本アマチュアゴルフ選手権を15歳11カ月8日で制したほか、ダンロップフェニックストーナメントチャレンジinふくしま 2024とバンテリン東海クラシックで2試合連続ローアマを獲得している。また、バンテリン東海クラシックで行われたドラコンコンテストでは349.6ヤードを記録して優勝。飛距離が持ち味の期待のアマチュア。
初日は11時55分に1番ホールからアダム・スコット、岩﨑亜久竜とスタート。
<過去の成績>
バンテリン東海クラシック:17位/ダンロップフェニックストーナメントチャレンジinふくしま:5位/日本ジュニアゴルフ選手権 男子15〜17歳の部:5位/日本アマチュアゴルフ選手権:優勝
坂本雄介
埼玉県出身の26歳。埼玉栄高2年生のとき、埼玉オープンでプロを退けて優勝。2018年にプロ転向している。今年8月のフジサンケイクラシックから、5試合中3回トップ5という成績を収めて賞金ランキングを上げてきていて調子の良さが伺える。昨年待望の一子が生まれ、“家族のために”という新たな目標ができたのでは、と関係者談。
初日は11時10分に10番ホールから小鯛竜也、小袋秀人とスタート。
<2024年度スタッツ>
賞金ランキング:35位/ドライビングディスタンス:303.67(7位)/トータルドライブ:57(5位)
生源寺龍憲
山口県出身の26歳。岡山県作陽高では渋野日向子と同級生で、今年はアジアンツアーに参加するなど活躍の場を広げている。飛距離はまずまずではあるが、フェアウェイキープ率が高くトータルドライブでは2位、パーオン率も3位につけている。また、大雨の練習日でも長時間練習し、パターを5本キャディバッグに入れて、会場によって合うクラブを決めるなど探求家の一面も。
初日は7時5分に10番ホールからマイケル・ヘンドリー、ジャスティン・デロスサントスとスタートする。
<2024年度スタッツ>
賞金ランキング:25位/トータルドライブ:44(2位)/パーオン率:73.333(3位)