高さで止めるのはNG
ランの少なさが勝負
50ヤード想定で1バウンド地点から球が止まった位置までの距離を計測。短いほうが勝ち進む決勝16本のトーナメント方式で争う。
昨年大会は予選・決勝ともにロイヤルコレクション「BB」が完全優勝!
予選でスピン量1万超!そのまま優勝へと駆けた
操作性や抜け、バンカーやラフでの対応力など、ウェッジに求めるものは数多くある。しかし、プロ
のように低い打ち出しからキュキュッと止まる球は、ゴルファーならば誰もが憧れるアプローチだ。つまり、もっともスピン性能の高いウェッジこそ、僕らを満足させてくれるに違いない。そんな思いから始めた「S-1グランプリ」も今年で5回目を迎えることになった。
ロイヤルコレクション BB
ウェッジ職人都丸和寛氏と共同開発
最大高さ6ミリの溝を設けたバックバウンスソールが特徴的なBB。打ち込んだヘッドが自然に浮き上がるため、ダフってもヘッドが抜けてくれるのが大きな魅力だ。
昨年は予選からぶっち切ったロイヤルコレクション「BB」が他を寄せ付けない圧倒的な勝利を収めた。今年は「BB」を超えるほどの激スピンウェッジが出てくるのか? 正直、月刊GD編集部も今から楽しみで仕方ありません!
みんなぜひ試して!
決勝Tの試打者3人とも好記録を叩き出したBB。「僕はこのS-1の後、すぐにお店で注文しました」(木部)
予選から「BB」が突っ走った!
予選でスピン量1万rpm超を見せた「BB」が順当に勝ち進んだ。だが予選13位の「テーラーメイド MG4」や予選6位の「ミズノ T24」がベスト4に進むなど波乱の展開。つまり「BB」だけが毎試合圧倒的なスピン量を確保したことがわかる
「『BB』はフェースに乗っている時間が長いんです」(馬場)
馬場プロが「BB」の活躍ぶりを分析。「バウンスの利いたソールによって球を押し込むように打てるんです。その分、フェースに球が乗る時間が長くなりスピンが入ります」。
〝BB〞が激スピンを発揮した理由を分析
〝ヨコ〞ミーリングが優勝の決め手だった
ウェッジ界はいまミーリング競争が熱い
日下部プロによると、「BB」が3人とも激スピンを発揮したのはミーリングにも秘密がある、と分析。「溝は規制があるので個性が出にくいのですが、ミーリングは規制がない。BBの〝ヨコ方向〞の3本線が、しっかり球に食い付いて高い摩擦力を発揮したのではないでしょうか? 排水性も高そうですし、どんなライでも安定したスピン性能を出せると思います」
プロも満足のこだわりソール&顔
実際ゴルファーの反応はどうだった⁉
S-1で優勝したBB。ゴルファーの反応はどうだったのかをショップに聞いてみた。
「S-1を機に『BB』の売り上げは今も好調ですね」
「もともと好調だったのですが、S-1優勝でさらに加速した感じですね。1年経ったいまも売り上げは堅調です。正直、ソールが特徴的なので僕らも薦めやすいんですよね」
「僕も打ちましたがより攻めたアプローチができます」
独特のソール形状が売り場でも目を引くんです
写真/有原裕晶、野村知也