これまで6回にわたり橋本コーチにパッティングについて紐解いてもらい、正しいストローク軌道が「イン・サイド・イン」であることがわかった。とはいえ、橋本コーチによれば「イン・サイド・インを含めてストローク軌道は5つある」という。現在の自分がどれに当てはまるのかをチェックして、正しいストローク軌道を習得するきっかけにしてほしい。

自分のストロークタイプをチェックしよう

理想のストロークにするためには現状、自分がどのストロークタイプなのかを把握することが大切だ。橋本コーチによれば「大きく分けてストローク軌道は5つ」という。それは①「イン・サイド・イン」②「大きいイン・サイド・イン」③「イン・サイド・アウト」④「アウト・サイド・イン」⑤「アウト・サイド・アウト」という。

それぞれの特徴を橋本コーチにレクチャーしてもらった。まずは理想的なストロークである①「イン・サイド・イン」。適度なフェースローテーションが起こりながらストロークする。

画像: イン・サイド・イン軌道は自然なフェースローテーションが起き、緑色のレーザーがターゲット(今回はカップ)に対して終始真っすぐ向いている理想的なストローク軌道だ

イン・サイド・イン軌道は自然なフェースローテーションが起き、緑色のレーザーがターゲット(今回はカップ)に対して終始真っすぐ向いている理想的なストローク軌道だ

次に②「大きいイン・サイド・イン」はフェースの開閉が大きすぎると起こってしまう。トップからフェースが開いた状態でインパクトするため打ち出しが右にズレる。

画像: フェースローテーションが大きすぎて緑色のレーザーがターゲット(カップ)から外れてしまう

フェースローテーションが大きすぎて緑色のレーザーがターゲット(カップ)から外れてしまう

③「イン・サイド・アウト」はハンドファーストにアドレスしていると起こりやすい。打ち出しが右にズレるリスクがあるが、ロフトが立ちボールの転がりがスムーズになるメリットもある。

画像: ハンドファーストでアドレスするとイン・サイド・アウトになりやすい

ハンドファーストでアドレスするとイン・サイド・アウトになりやすい

④「アウト・サイド・イン」はハンドレイトにアドレスをしていると起こり、フェースが終始閉じる方向に動き続ける。橋本コーチによれば「アマチュアによく見られる動きです」と言い、ボールの打ち出しが左にズレてしまう。

画像: 「アマチュアに多く見られる軌道」と橋本コーチが話すアウト・サイド・イン軌道。カット軌道とも言われている

「アマチュアに多く見られる軌道」と橋本コーチが話すアウト・サイド・イン軌道。カット軌道とも言われている

最後が⑤「アウト・サイド・アウト」。橋本コーチは過去の指導経験から「フェースローテーションをさせずに、ヘッドを真っ直ぐ動かそうとする方やジュニアの子に多いです」と言い、ボールの打ち出しが右にズレてしまう。

画像: アウト・サイド・アウト軌道は”ヘッドを真っすぐに動かす”ゴルファーに多い

アウト・サイド・アウト軌道は”ヘッドを真っすぐに動かす”ゴルファーに多い

スマートフォンを飛球線後方にセットして、自分のストロークを撮影し各写真と照らし合わせながら、何がズレているのかを分析してほしい。次回は「ストロークのスピード感」についてドリルを交えながら橋本コーチに紹介してもらう。

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取材協力/シェパーズゴルフスタジオ

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