10月17日(木)~10月20日(日)NOBUTA GROUP マスターズGC レディース
会場:兵庫県 マスターズゴルフ倶楽部/18ホール、6506ヤード、パー72
賞金総額:2億円、優勝賞金:3600万円
2003年から開催され、13年から4日間大会に移行。19年から賞金総額2億円に。昨年は主催する延田グループ所属のイ・ボミの引退セレモニーが行われ、記念ブースが用意された。
プレーバック2023
2日目終了時点で首位に立った菅沼菜々だったが、3日目に尾崎彩美悠に並ばれ、さらに1打差で山下美夢有が追いかける展開に。
しかし、最終日に山下と尾関がスコアを伸ばせずにいると、徐々に差を広げ最後までリードを守り切り、8月のNEC軽井沢72での初優勝につづく通算2勝目を飾った。
主な副賞(2024)
パールネックレス、ブルガリ「セルペンティ セドゥットーリ ブラックダイアル、キリンビール1年分(未成年の場合はソフトドリンク)
桑木志帆のコーチでみんゴル特派記者中村修が語る注目選手
「毎年、9月下旬のミヤギテレビ杯から涼しくなってグリーンが速くなり、特に今大会は硬く速いグリーンが選手を苦しめます。しかし猛暑の影響もあるせいで硬さや速さは例年ほどではありませんが、乾いていくにつれてショットのクオリティが試されることは間違いありません。これまでも実力者が制しているコースなのでフェアウェイからグリーンを捉えるスタッツが安定した選手が上位に上がってくるでしょう。また、18番は打ち上げかつ距離も長い難しいホール、ここで勝負が決まることが多いので是非注目してみましょう」
畑岡奈紗
プロフィール
小祝さくらや勝みなみらと同じ2017年89期生。2016年に世界ジュニア連覇、日本女子オープンで国内女子ツアー史上初のメジャーをアマチュアで優勝し、プロ転向。2017年からアメリカを主戦場にしていて、アメリカ6勝、国内ではメジャー4勝を含む6勝を挙げている実力者。
2024年度スタッツ(米国女子)
世界ランキング:34位/賞金ランキング:43位/パーオン率:72.5%(8位)
中村のコメント
練習の様子を見ていると、さすがの安定力。打音もよく、高さも出て、ねじれのない一級品のアイアンショットを打ちつづけていました。グリーンが仕上がってくるとショットの精度が問われるので、このショット力は武器になるでしょう。直近の2試合ではどちらもトップ10入りと調子も良さそう。また、アイアンは今週から新モデルを投入予定するようです。
吉田優利
プロフィール
笹生優花や山下美夢有らと同じ2020年92期生。2021年に楽天スーパーレディースでツアー初優勝をあげると同年のゴルフ5レディスで2勝目、2023年にはサロンパスカップを制してメジャー初優勝も遂げる。今年は予選会を経て主戦場をアメリカへ移している。
2024年度スタッツ(米国女子)
賞金ランキング:102位/ドライビングディスタンス:251.96(139位)※国内だと11位相当の飛距離/平均パット数:29.7632(51位)
中村のコメント
練習日には、妹の吉田鈴選手と一緒にラウンドして調整していました。米女子ツアーでは飛距離が足りないと感じたのか、重さの異なる3本のスティックを全力で振ってスウィングスピードを速める練習を取り入れていたのも印象的です。キレのあるドローヒッターでショットメーカーの攻め方にも注目です。
小祝さくら
プロフィール
勝みなみや吉本ひかると同じ2017年89期生。ルーキーイヤーの2018年に13試合でトップ10入りを果たして初シードを獲得。2019年のサマンサタバサレディースでツアー初優勝を挙げてから毎年優勝を重ねて、今年のヤマハレディースで10勝目、アース・モンダミンカップで11勝目を挙げた。
2024年度スタッツ(国内女子)
メルセデス・ランキング:4位/平均ストローク数:70.1240(4位)/平均バーディ数:3.9659(4位)
中村のコメント
小祝さくら選手はだいたい3週ごとに成績が変わってくるという特徴があります。直近3試合、日本女子オープンで48位、スタンレーで23位、富士通レディースで14位だったので、そろそろ上がってくる頃と予想しています。練習の様子はいい意味で“いつも通り”。ポイントランク4位の位置する実力者ですから上位で戦う姿を見せてくれるでしょう。