100円玉で正しいリズムを覚えよう!
必ず入れたいパットでゆっくりと慎重にパターを動かしていないだろうか? そんな時ほどインパクトでパンチが入って、ボールが想定よりも速く転がってしまい外してしまったという経験のあるゴルファーは多いはず。橋本コーチは「バックスウィングをゆっくり上げようとする人ほどパンチが入りやすい」と言い、パッティング巧者ほど「バックスウィングと切り返しからインパクトまでのテンポが早い傾向があります」と話す。
「正しいストロークは一定のリズムなんですが、パンチが入ってしまう人はゆったりバックスウィングをとって、切り返しからフィニッシュにかけて急加速しています」(橋本)
始動と切り返しでスピード差があるため、インパクトでブレが生じ、タッチが狂うことになるというのだ。そこで、一定のリズムでストロークができるようになるドリルを橋本コーチに紹介してもらった。
用意するものはパターと100円玉1枚だけ。そして手順は、
①100円玉をパターのトップに乗せる。
②100円玉が「落ちるように」バックスウィングを始動する。
というもの。ポイントは「落ちないように」ではなく「落ちるように」バックスウィングをすることだ。

パターのトップに置いた100円玉が落ちるようにバックスウィングを上げる
このドリルで身につけてほしいことは「バックスウィングを速く上げる感覚」と橋本コーチ。
「適度な力で上げてその勢いを活かして切り返すとリズムが一定になります」(橋本)
ある程度の力でパターを動かしてバックスウィングに入り、トップで同じ力感で切り返すきっかけを作ることで一定のリズムでストロークできる。そしてこの適切な力加減を覚えるのに100円玉を落とすことが基準となるわけだ。
今回は「正しいストロークのスピード」を覚える方法を橋本コーチに解説してもらった。次回は「パターの種類と相性」について教えてもらう。
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取材協力/シェパーズゴルフスタジオ