「練習は裏切らない」とよく言うが、「下手な練習は簡単に裏切るよ」とゴルフの師匠。
インドアゴルフで打ちまくってる私はおびえつつ「パター練習は大丈夫でしょうか?」と聞くと、一般的な段付きのパターマットの危険について、「あのマットの段を上るぐらい打っちゃうとイマドキの高速グリーンでは大オーバー」と一刀両断。さすが師匠! パットの距離が合わないはずだ。
ウチのパターマットは捨てると決意。代わりを探していたら、巡り合えたのがパットアウトの「プレミアムプレッシャー パットトレーナー」だ。
製品中央に配置された「パーフェクトパットポケット」に収めるには、完璧な距離感(45センチオーバー)で打たねばならず、それを覚えることができるらしい。
師匠はいつも「距離感が命」と言う。
カップに入ってしまうとどれだけオーバーするかわからないが、科学的に計算された傾斜は、実際にミスパットをしてオーバーした距離だけ戻るという優れもの。世界初のパラボラ曲線のデザインで自分のミスを毎回正確に知ることで3パットを克服できそう。
ディスク(画像の白色部分)は実際のカップと同サイズ。そのパーフェクトパットポケットを狙い続けて練習することで、ディスクの上を通過させる感覚を覚え、本番がとても簡単に感じてきた。以前のパット練習器具を使ってダラダラ打つよりはるかに集中力が身につく。
気に入ったので専用マットも購入。パターがどんどん上達していくのがわかる。アライメントスティックなどいろいろと拡張が可能なので買い足して自宅を完璧なパッティングスタジオ化できた。
師匠には「ノーカンだな」とか「才能ないね」とか言われていたけど、私の成長ぶりに師匠も焦って購入を検討しているらしい。「買うならスタジオセットにしましょう」と優しくアドバイスしておいた。なんて師匠思いの弟子なんだ、私。
TEXT/Motoharu Tajima
PHOTO/Takanori Miki
※週刊ゴルフダイジェスト2024年11月19日号より