女子ツアーの「伊藤園レディス」と男子ツアーの「VISA太平洋マスターズ」で、ブリヂストンの未発表アイアンを契約選手たちがテスト。新作モデルの反応は?
画像: 来年発売予定の「258CBP」アイアンを手にする阿部未悠

来年発売予定の「258CBP」アイアンを手にする阿部未悠

見た目も打ちやすさも選手たちの反応は上々!

画像: 女子プロたちが「イケメン」というヘッド形状はこちら

女子プロたちが「イケメン」というヘッド形状はこちら

今回ツアープロたちに投入されたモデルは「258CBP」アイアンと刻印がされており、今年発売された人気モデルの「241CB」や「242CB+」アイアンの後継モデルのようだ。

伊藤園レディスの練習日には、その「258CBP」モデルの”ロングアイアン”を女子プロたちがテストした。

「CBP」というモデルは17年に発売された「ツアーB X-CBP」からで、ツアーB シリーズのなかではやさしいモデル。よって、今回も男女ともに練習日には、ユーティリティアイアンとして、ロングアイアンの“1本”だけを試してもらっていた。

佐藤心結は5番、6番、7番の"3モデルコンボセッティング"で即実戦

画像: 「258CBP」の5番と6番アイアンをテストした佐藤心結

「258CBP」の5番と6番アイアンをテストした佐藤心結

今季スタンレーレディスホンダで初優勝した佐藤心結が、まず新作の5番アイアンを手にした。アイアンをテストしたとしても、シーズン終盤で最終戦まで残り3試合のこの時期にニューモデルを、優勝したセッティングから入れ替えるのは難しいと思うが……。ところが、佐藤の口から

「6番も持ってきてくれます?」

とお願いが。

画像: 「抜けもいいし、上がりやすい」と打ちやすさに納得の佐藤

「抜けもいいし、上がりやすい」と打ちやすさに納得の佐藤

5番アイアンをよほど気に入ったのか、もう1本”下の番手”を試してみたくなった佐藤。

「球がラクに上がるんですけど……。構えてみても見た目がいいし、抜けもいい。ちょっと噛んでもソールがすべってくれますし。違和感もまったくありません」

「ユーティリティアイアンとして今使っている『233HF』(5番アイアン)と、どちらにしようか迷う」というメーカーにとって嬉しいサプライズが。

画像: 感触だけでなくデータを見てもいい結果が出ていたという佐藤

感触だけでなくデータを見てもいい結果が出ていたという佐藤

「飛んでますよね」とツアー担当者とトラックマンでチェックしたところ、実際飛距離が安定していた。

簡単に飛んで高さも出れば、ツアープロでも新作モデルに食いつくのは当然のこと。佐藤は残り試合で“差し替え”を視野に入れた……。

画像: 佐藤は伊藤園レディスの本戦で、5番、6番、7番と3種類のモデルが入るセッティングに変えた

佐藤は伊藤園レディスの本戦で、5番、6番、7番と3種類のモデルが入るセッティングに変えた

すると、大会初日からニューモデルを即投入!

それも5番ではなく6番アイアン。先週まで使っていた5番=「233HF」、6&7番=「221CB」のセッティングを、5番「233HF」→6番「258CBP」→7番「221CB」の3つのモデルの“コンボセッティング”にチェンジ。

5番と6番の2本を入れ替えるのではなく、6番だけ入れ替えたのだ。

「5番も入れ替えても良かったのですが、もともと5番の『233HF』は気に入っていました。番手(距離など)の流れから考えて、6番の『258CBP』だけ入れることにしました」

新しい6番の良さは「距離が出て、ミスをカバーしてくれることです。噛んだり、ダフッたりしても、距離のミスが軽減されます。ラフからの抜けの良さもあります」。

もともとの5番は距離を稼いで、新しい6番は距離のミスをカバーして、7番以降はピンを攻めて行ける、5、6、7の珍しい3本セッティング。

2日目を終えて、首位の辻梨恵、安田祐香らと5打差の18位タイ。先週が予選落ちだったことを考えれば、替えた結果は良いほうに動いているようだ。

「ふつうのアイアンを使っている人でも、やさしいアイアンなので変えやすいですね。アマチュアにもお勧めです」とその良さをアピールしていた。

阿部未悠はヘッドの形に一目ぼれ!?

画像: "新旧"モデルを比較して、「258CBP」アイアンの"顔"を気に入った阿部

"新旧"モデルを比較して、「258CBP」アイアンの"顔"を気に入った阿部

佐藤のほかにも「258CBP」アイアンをテストしたのは、今季スタジオアリスで初優勝を飾った阿部未悠。

阿部はユーティリティ代わりでなく、現在使用中の「221CB」の6番と「258CBP」の6番を打ち比べた。

開口一番「イケメン!」

画像: 「スピンが入る」と高さを出しやすいアイアンの特徴をとらえていた

「スピンが入る」と高さを出しやすいアイアンの特徴をとらえていた

新作の6番のヘッドをまじまじと眺めながら、グースやソールの厚みなど、ヘッドの顔をチェック。その良さにデレデレに!?

「打ってみて上がりやすく、スピンが入るので使いやすいですね」

すぐに試合で使えるかは未定だが、来シーズンにはニューモデルがセッティングに加わっているかも。

男子の比嘉一貴は飛距離に驚き

画像: VISA太平洋マスターズのドライビングレンジで「258CBP」の5番アイアンをテストした日比嘉一貴

VISA太平洋マスターズのドライビングレンジで「258CBP」の5番アイアンをテストした日比嘉一貴

“やさしめ”のアイアンという“触れ込み”なので、男子プロやアスリート向きではないと思い気や、VISA太平洋マスターズでは、22年賞金王の比嘉一貴が現在使用中の「220CB」と「258CBP」の5番アイアンと打ち比べた。

「構えて見た目もいいし、直進性もあります。飛びますね!」

新作モデルの5番と使用中の5番をデータで比較すると4~5ヤード伸びていた。いつもは215~220Yの間というが、ニューモデルは225Y平均だった。

ただ新作の5番をセッティングに加えた場合、使用中のモデルより飛び過ぎて、新旧の5番と6番の番手間の距離が広がり過ぎるため、調整が必要になってくる。距離のほかにもラフから打ってみたり実戦で試してみたりしてから、使うかどうかの判断をするという。

「見た目」「打感」「直進性」「やさしさ」など、テストしたツアープロたちは、みな求める「アイアン基準」を満たしていたようだが、佐藤のように即試合で使えるプロもいれば、今後に向けて調整するプロもいる。

プロたちの反応が上々だった「258CBP」アイアン。発売日や発売価格、クラブの構造など、まだ明かされていない情報は近日発表される見込み。続報を待たれたい。

ブリヂストンアイアンについてはこちらから

This article is a sponsored article by
''.