WNBAインディアナ・フィーバーで新人最多記録の769ポイント、337アシストをマーク。スリーポイントを122回決めた注目の新星クラークが女子プロゴルフ界のレジェンド、アニカ・ソレンスタムとプレーヤー・オブ・ザ・イヤーのネリー・コルダと一緒にプレーするファンにとっては夢のような組み合わせ。
プロアマ前夜に行われたウーマンズ・リーダーシップ・サミットにアニカとともに壇上に登場したケイトリンは「ゴルフにはバスケットボールとは違う魅力あります」と力説。

アニカ・ソレンスタム(左)とケイトリン・クラーク(右)。プロアマ前夜のイベントでゴルフについて語った(写真/Getty Images)
以前、SNSにあわやホールインワンの華麗なる1打を投稿し「プロゴルファーに転向するわ」とジョークを飛ばしたことがある彼女に司会者が腕前を尋ねると「ご覧の通りパワーはある(183センチ)ので球は飛びますが、真っ直ぐ行くことはほとんどありません(笑)」。
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x.com「運が良ければ80台半ば。でも普段は100を叩きませんように、と祈りながらプレーしています」といって会場の共感を呼んだ。ハンディキャップは「多分16くらい」とアベレージゴルファーであることも打ち明けた。
「子供の頃からゴルフは身近なスポーツで誕生日に父親にピンク色の可愛いゴルフクラブセットを貰いました。いつもゴルフに連れて行ってとせがむ子供で、テレビ観戦するのも大好きでした」
お気に入りはローリー・マキロイ。彼が出る試合は特に気合を入れて観ていたのだとか。
昨年PGAツアーのジョン・ディア・クラシックでプロアマデビュー。今回が2回目で前半の9ホールをコルダと回り、後半の9ホールをアニカと一緒にプレーする。
将来の夢は「ペブルビーチでラウンドすること」というクラークだが直近の目標は「プロアマで打球事故を起こさないこと。それが最優先事項です(笑)」
また女子スポーツの現状と未来にも言及。「ゴルフは一度観たらどんなに素晴らしいものかがわかります。女子バスケ界が大きく成長したのは事実ですが、ゴルフや体操、バレーボールなど女子スポーツは発展し続けています。でもまだ成長を続ける余地がある。幼い頃からスポーツを愛してきた者として女子ゴルフが今後どのような進化を遂げるのか。将来が楽しみです」と持論を述べた。
クラークのように“言葉を持つアスリート”がスポーツ界の救世主になるのではないだろうか。