
180センチの松山英樹より大きい松山茉生くん。初日は松山英樹と石川遼とのラウンドに「緊張しました」
16歳でドライバーの平均飛距離が310ヤードの茉生くん。4オーバーと出遅れたが、パー5ではドライバーと2番アイアンで1イーグル1バーディを奪い、ロングゲームの強さを見せた。
一緒に回った松山と石川が「ポテンシャルが凄い」と口を揃える逸材。182センチの恵まれた肉体は何を食べて作られたか、父・阜司さんに聞いた。
「なんでも食べる子で、好きな食べ物をしいて言えばから揚げです、僕自身も含めて家族みんなが大好きなのでね。ごはんは丼で山盛り2杯ぐらい、小学校中学校まで食べてました。ただ、今は身(脂肪)になってしまうので、少し量を減らしてます」

茉生くんの左が父・阜司さん。右は兄・怜生さん(福井工業大1年)でキャディをつとめる
キャディで兄の怜生さんは183センチ、父は179センチと3人とも大柄。
「子どもたちに食事ではさみしい思いをさせたくなかった。僕も父から食べさせてもらったのでね。なんでも好きに食べろ食べろと食べさせてました」
妹を含めた3兄妹で、おかずの奪いがあったか聞いてみると、「最後のおかずがひとつ残ったときは、兄妹3人でじゃんけんです(笑)」。
今週は昨日一昨日と焼肉屋さんに2回行ったという。
「やっぱり肉を欲するのでね。ただ、本人は試合前になると意外とデリケートになるので、初日前夜は軽めにして、むしろお腹がハングリーな状態で朝を迎えたいようです」

後半バナナを頬張る茉生くん
初日のラウンドでは、後半のスタートホールでバナナを頬張っていた。
「本人は食べようとしないんで、無理やり食べろって言うんですよ。スタミナが切れるといけないんで(笑)」
初日の茉生くんの緊張は父にも伝わったようで、「めちゃくちゃ緊張してましたね。このメンツでたくさんのギャラリーなので、緊張しないほうが難しい。私もロープの外から心臓がバクバクでした」

初日の4番567Yパー5、2打目を2番アイアンでピン1mに2オンし、イーグルを奪った松山茉生くん
2日目も、松山英樹と石川遼とのラウンド(5日のスタート時間はアウト10時20分)。明日の茉生くんは2人とのラウンドに慣れて緊張から解放されるはず。2人が今日以上に圧倒されるドライバーショットの飛距離を見せてくれるだろう。