大王製紙エリエールレディス2日目が終了
2日目を終え、トップは12アンダーの山下美夢有。そして、政田夢乃が前半36、後半32の3アンダー、内田ことこが前半32、後半33の6アンダーでともにトータル9アンダーの2位タイ。
単独5位以上でシード権獲得の政田夢乃
政田は前半を8番までパーセーブするが、9番をボギーとし、前半を1ボギーで終える。
続く後半、10番でバーディを奪い、バウンスバックを決めると、11番、13番、14番もバーディ。前半に落としてしまったボギーを取り返し、流れに乗るかと思ったが、16、17番と連続ボギーで山下の背中が遠のいてします。それでも最終18番をバーディとし、「68」でフィニッシュ。
「ショットがすごく調子が良いので、今日も前半からしっかりバーディチャンスにつけられていたのですが、後半の16、17番と短いパットを外してしまったので、あとはパターの調整だけかなと思っています。残り2日間もたくさんバーディを獲って、少しでも上位に、優勝目指して頑張りたいです」
同じくシード権を狙う内田ことこ
内田ことこは2日目を3アンダーの20位タイからスタート。出だし3ホールをパー、4、5番を連続バーディとし流れにのり、8番でもバーディ。前半は3アンダーの33で折り返す。後半は15番までパーセーブし、16、17、18番を3連続バーディで怒涛の追い上げをみせ、ノーボギーの「65」で2日目を終えた。
「今日はセカンドショットが良く、パーオンが多かったので安定して終えることができました。フェアウェイキープ率はあまり良くないので、残る2日間、迷わずに振り切ることを意識したいです。パターのタッチもすごく合っていて、ロングパットもしっかりと寄せられていたことが良かったなと思います。またシード権争いには結構しびれているのですが、なるべく気にしすぎないでやり切りたいです」
政田、内田のシード権獲得の可能性
シード権獲得の必須条件として、政田は単独5位以上、内田は単独18位以上なので、内田がやや有利だ。
明日は政田夢乃が川岸史果、ウー・チャイエンと同組となり、内田ことこはささきしょうこ、山下美夢有と一緒のラウンド。
白熱したシード権争いは残り2日間となり、より一層選手達のプレッシャーが高まる予感。明日からの順位に注目したい。
ちなみに、メルセデス・ランキング50位の木戸愛は1打足らず予選落ち(55位タイ)。木戸のシード権獲得も予選通過者の順位次第。また、メルセデス・ランキング52位の仁井優花は、2日目終了時に4アンダーの30位タイ。仁井のシード獲得までは単独26位以上が最低条件で、5アンダーだと22位タイになるため、明日以降のモチベーションは高そうだ。
シード権を獲得するには
来季のシード権を獲得するためには、メルセデス・ランキングで50位以内に入る必要性がある。先週の伊藤園レディス終了時の50位は木戸愛で433.21pt。51位以下の選手はまずはこのポイントを抜く必要がある。なお、今季優勝者には来季シード権が付与されるので、山内日菜子や佐藤心結はすでにシード権を確定させている。