昔から言われることのひとつに“パットに型なし“がある。しかし橋本コーチは「パットには型があると思います」。それは人それぞれ異なるアドレスの姿勢があり、ボールを真っすぐ打ち出すための方法があるからだそうだ。今回は自分に合ったパットの型の作り方について解説してもらった。

アドレスの見た目はあくまで結果

これまで橋本コーチにパッティングの基礎となるポイントを様々な角度から紐解いてもらってきた。しかしツアープロを見ていると「あの独特な構えは何だ?」と感じたゴルファーもいるのではないだろうか? ボールから離れてアドレスをする選手や逆に近づいて真っ直ぐ立つ選手もいる。さらにミッシェル・ウィのように前傾角度が非常に深いアドレスをしたりと十人十色のスタイルがある。

見た目は違っても自分にとって効率の良いパッティングを求めた末に辿り着いた形で、「その人に合う姿勢は様々なんです」と橋本コーチ。特に「アドレスでのボールの見方によって前傾角度は変わります」。

ただし、「大まかな姿勢作りが大切だ」と橋本コーチは言い、レクチャーしてもらった。

画像: 正しくセッティングできていると背中とパターを結んだ線がT字になる

正しくセッティングできていると背中とパターを結んだ線がT字になる

① 真っすぐ立ち「みぞおち」にグリップエンドを当てる
② 背筋を伸ばしたまま前傾する
③ 姿勢をキープしたままパターを地面につける

これに加えて「#3」で紹介した目線のチェック方法を組み合わせると自分にとって最適なアドレスがわかる。

「目線のチェック方法を合わせて行うと細かい前傾角度の調節ができるのでセットでやってほしいです」(橋本)

正しい姿勢作りと目線のチューニングを行うことで、その人に合った本当のアドレスが見つかる。よって、前傾が浅いアップライトなアドレスや、逆に前傾が深い“T時“のようなアドレスになるというのだ。

「人それぞれの構えが違いはありますが、ボールを真っ直ぐ打つための方法は確実にあるので、パットは型があると思っています」(橋本)

今回を含めた全12回を紐解くと、自分の骨格と目線が合うアドレスを作り、イン・サイド・イン軌道でストロークすることが正しいパットの型になるというわけだ。これまで橋本コーチに紹介してもらったドリルやチェック方法を取り入れて、パット巧者を目指してほしい。

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取材協力/シェパーズゴルフスタジオ

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