"下道&車中泊"で2100を超える全国のゴルフ場完全制覇に挑戦中の6月末でサラリーマン生活を卒業した木村公一さん。自身を漢字から「はむいち」と自己紹介する。漫画『釣りバカ日誌』のハマちゃんこと浜崎伝助が「釣りバカ」なら、はむちゃんは「ゴルフばか」。そんな「はむちゃん」の痛快(!?)ゴルフ人生を綴った「ゴルフばか日誌」の第42話目です!

12月8日までポスティングのアルバイトなどでゴルフはお休み。なので、先週回った静岡県の4コースを2度に分けて紹介します。今回紹介するのはホロンゴルフ倶楽部と東名富士カントリークラブです。

11月24日(日)、21時50分に清洲城を出発。近くのENEOSでリッター146円のガソリンを30リットル給油。県道67号→環状線→国道23号を走り、国道247号→また23号を経て道の駅「とよはし」に24時到着。

本当は、ホロンGCの6キロ手前にある道の駅「掛川」まで行きたかったけど、あまりにも眠いので、ここで車中泊。トイレ、歯磨きして即爆睡。

マナーのいい同伴者とのラウンドは気持ちいい!

11月25日(月)、4時半起床、5時出発。夜中にトイレに2回行っているので、あまり寝た気がしない。外気温7度。

国道1号を東へ。ローソン浜松芳川店でおにぎり、照り焼きハンバーガーなどを買って食べながら運転。菊川から県道415号を走り、ホロンGCに6時25分到着。

スタートはインの7時20分。9時以降のスタートなら清洲城を朝5時に出発しても間に合ったのだが。

画像: ホロンGCのクラブハウス外観(左)と内観(右)

ホロンGCのクラブハウス外観(左)と内観(右)

クラブハウスは高級感が漂い、設備もきれいで居心地がよい。同伴者は同年代の青島さんと2サムでラウンド。無駄口は一切なく、マナーのいい人でよかった。静岡の人は愛知県人と一緒で自分勝手な人が多いのだが。でも考えてみると、信長、秀吉、家康と、天下統一をしたのは愛知県人と静岡県人。自分勝手でにゃあと、天下はとれん、いうことか(笑)。

朝、2組目のスタートで、前の組も2サム。テンポよく回って1時間50分で前半終了。後半は「スルーなら30分後、ランチ休憩なら1時間後」と言われ、迷わずスルーを選択。だってまだ9時10分だから腹減ってないもん。

スタッフに、コース名の由来を聞いたら「ゴルフ場とゴルファーの理想の調和」という意味の造語だそう。ま、ホロンって覚えやすいから、いいか(笑)。

コースはフラットで広いが、曲げて林の中に入ると、出すのに一苦労。前半は寝不足か、寒さのせいか、球がすべて右に行ってアタフタ。

画像: ホロンGC16番(147Y、P3)

ホロンGC16番(147Y、P3)

画像: ホロンGC1番(493Y・P5)

ホロンGC1番(493Y・P5)

グリーンは重い。それよりも気になったのがグリーンのコンディション。夏の暑さが原因らしいが、雨の量が多かったことも一因と青島さん。地球温暖化は日本のベントグリーンにはちょっと過酷すぎる、と先日の『週刊ゴルフダイジェスト』に出ていた。

前半、バンカーにも6回入れて51。こりゃあ後半頑張らないと100を切れないぞと踏ん張ったら46でなんとか97。遠征初日は、まあだいたいこんなもんです。

ちなみに後半は前の組も、その前の組も、静岡らしく、後続のことは考えずにゆっくり、ゆっくりで、終わったのは13時。お風呂にゆっくり入り、14時15分ゴルフ場を出発。

目指すは道の駅「ふじおやま」。

国道1号線をひたすら東に向けて走る。国道の両側は見渡す限り茶畑が広がり、緑茶好きの私には、見ているだけで快感物質のドーパミンが湧き出しそう。

画像: ホロンGC周辺の茶畑

ホロンGC周辺の茶畑

16時から17時40分まで道の駅「富士」で休憩。ゴルフのフリーペーパーを読んで、この先の予約を確認し、富士山の写真を撮って仲間に送信。

画像: 道の駅「富士」から見た富士山

道の駅「富士」から見た富士山

1号線をさらに東へ。左折地点を間違えて1本早く左折したら新富士駅方向への道で、通勤帰りの渋滞に遭遇し、のろのろ運転。

国道139号→県道72号に入り、途中のファミマでカップ麺ホープ軒、焼き鳥などで夕食。再び出発し、自衛隊東富士演習場の間を突っ切り、太平洋クラブ御殿場コースの脇を通り、20時10分道の駅「ふじおやま」到着。21時、すぐ寝た。

珍しい“おひとりさまプレー”!

11月26日(火)、4時半起床。5時半出発。すぐ近くのセブン-イレブンで、どん兵衛特盛他で朝食。6時17分コンビニを出発。小山市街を抜け、東名富士CCに6時半到着。クラブハウスは開いていない。間もなくスタッフが着いて「7時に開けるよ」と。私自身は、スタートの2時間前には着きたいと思っているが、世の中、なかなかうまくいきません(笑)。外気温1度。富士山の麓はさすがに寒いっす。

クラブハウスの外観は、お世辞にも新しいとはいえないが、室内に入ると、ロッカーもトイレも清潔で気持ちいい。

画像: 東名富士CC入口

東名富士CC入口

この日は最初から1人でのスループレー。1人予約で「1人成立」は静岡県では珍しい。アウト8時半のスタートが、スタッフの計らいでイン8時スタートに急遽変更。

コースは、多くのホールから富士山が仰ぎ見られて、その美しさ、神々しさに心から感動。

画像: 左/東名富士CC10番(320Y・P4)、右/東名富士CC11番(397Y・P4)の2打目地点から

左/東名富士CC10番(320Y・P4)、右/東名富士CC11番(397Y・P4)の2打目地点から

プレーフィは1人予約で貯まった1700ポイントを使ったせいもあるが、なんと5600円、食事なしでもコスパ最高。カートはモニターなしで、プレーヤーが運転するタイプ。私としてはリモコンで歩きたいのだが、安いので文句はいいません。

コースはアップとダウンの連続で、平らなホールはほとんどなし。私、こういうコースが大好きなんです(笑)。グリーンは富士山に向かって順目だそうで、傾斜よりも芝目が優るところもあり、予想外の曲がり方をする。

1人きりのラウンドで、前の組も2サム高齢者カップルだったので、とにかくゆっくり、のんびりと、素振りをたくさんやってプレー。

スコアは47・46で93。

1人ラウンドは同伴者に神経を遣わなくていい利点があるが、グリーン上で参考になる「先生」がいないのが最大の難点。ダイナミックで雄大なロケーション、グリーンのよさ、コスパのよさ……と、思ってもみなかった掘り出し物に出合った気分です。

画像: 東名富士CCにて。ネームタグが多すぎてキャディバッグが重そう(笑)

東名富士CCにて。ネームタグが多すぎてキャディバッグが重そう(笑)

13時ホールアウト。地元の人は風呂に入らずに帰るみたいで、きれいな風呂を1人で独占し、14時、ゴルフ場を出発。

国道246→国道1号を走り、マックスバリュ函南大土肥店で夕食の材料を買い、途中のブックオフで3時間半立ち読み。その後、本を6冊買って、道の駅「伊豆ゲートウエイ函南」に19時10分に到着。急に雨が激しく降り出すなか、ゆっくり夕食を摂り、22時就寝。以下、次回。

●日本のゴルフ場:1095カ所
●今回の総走行距離:342キロ
●今回の必要経費:ホロンGC1万3609円、東名富士CC5600円(ポイント使用)、ガソリン代5814円、飲食費3527円、合計2万8550円

次回は伊豆にらやまカントリークラブ、三島ゴルフ倶楽部を紹介します。

ARRANGE/Kenji Takahashi

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