PGAツアーとコーンフェリーツアー(下部ツアー)の来季出場権を懸けたQスクールファイナルステージ(最終予選会)がフロリダ州のTPCソーグラス、ソーグラスCCとバレーCC、2コースで開幕。日本からはセカンドステージを勝ち抜いた24年賞金王・金谷拓実と三井住友VISA太平洋マスターズ終了時点で賞金ランクトップの資格でファイナルに進出した平田憲聖の2人が出場し大会初日、まずまずの滑り出しを見せた。

出場170人中5位タイまでに入らなければ目指すPGAツアーの切符は手に入らない。サバイバルレースの初日ソーグラスCCを回った金谷は4バーディ、2ボギーの2アンダー68で回り7位タイと順当なスタートを切った。

画像: PGAツアーの来季出場権を懸けた最終予選会初日で、7位タイと好調なスタートを切った金谷拓実(写真/Getty Images)

PGAツアーの来季出場権を懸けた最終予選会初日で、7位タイと好調なスタートを切った金谷拓実(写真/Getty Images)

いっぽうバレーCCでプレーした平田は9番でティーショットをミスし、ダブルボギーを叩いたものの3バーディを奪って1アンダー69にまとめ20位タイにつけた。

フィールドには今季シードを落としたツアー4勝のチェズ・リービー(20位タイ)や、やはりツアー4勝を挙げているスコット・ピアシー(42位タイ)らがおり、2コースを交互にプレーする大会で生き残りを懸けている。

そんななか出場を予定していた今季韓国ツアーの賞金王ジャン・ユビン(22歳)が大会直前にQスクールファイナルを辞退、LIVと契約することが明らかになった。

今季ユビンはKPGAツアーで2勝、2位に5回入り平均ストロークNo.1、年間最優秀選手賞にも輝いた逸材。23年のアジア大会で韓国が金メダルを獲得(兵役免除)したときのチームメンバーでもある。

火曜日にLIVゴルフが彼との契約を発表しケビン・ナがキャプテンを務めるアイアンヘッズチームへの加入が決まった。

「韓国出身の有望な若手選手の加入を待ち望んでいました。アイアンヘッズは彼のような若い選手を必要としており、彼にはワールドクラスの選手になる素質があると確信しています。ユビンの存在は韓国の若者に世界最高の選手たちと競い合う明確な筋道を示すものです。今年は韓国でイベントが開催されるため彼の加入はチームのとって大きな後押しとなるでしょう」とケビン・ナは声明を発表した。

アイアンヘッズには香妻陣一朗とダニー・リーが在籍しておりこのままいくとユビンは香妻のチームメイトになる。

PGAツアーを蹴ってまでLIV入りを表明した彼が韓国ゴルフ界に与える影響は大きそうだ。

Qスクールファイナルでは5位タイまでに来季のPGAツアー出場権が付与され、それ以下の40位タイまでにコーンフェリーツアーの限定的出場権が与えられる。

先週開催されたLPGAツアーの最終予選では山下美夢有や岩井姉妹ら日本勢5人が来季のシード権を獲得した。果たして金谷と平田は?

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