今シーズンメジャー第2戦全米プロゴルフ選手権がノースカロライナ州のクエイル・ホローCを舞台に開幕。ビッグネームが出遅れる波乱の幕開けとなった第1ラウンド、今年9月にニューヨーク(ベスページ・ブラック)で開催されるライダーカップでキャプテンを務める47歳のルーク・ドナルドと38歳のキーガン・ブラッドリーが好スタートを切った。

リーダーボード1枚目を見るとまるでメジャーの裏で行われているマイナートーナメントのよう。

クエイル・ホローCで過去4勝を挙げている大本命ローリー・マキロイが3オーバー98位タイ、キャリアグランスラムがかかるジョーダン・スピースは5オーバーで125位タイ。17年このコースでおこなわれた全米プロの覇者ジャスティン・トーマスも2オーバーで73位タイに止まった。

そんななか早朝1組目でスタートした47歳のドナルドがノーボギーの4アンダー67をマーク。首位と3打差の4位タイの好発進を切った。

画像: 全米プロ初日、4位タイと好スタートを切ったルーク・ドナルド(写真は全米プロ練習日、撮影/Blue Sky Photos)

全米プロ初日、4位タイと好スタートを切ったルーク・ドナルド(写真は全米プロ練習日、撮影/Blue Sky Photos)

「ライダーカップのキャプテンじゃなければこの大会に出ていなかった(ライダーカップを主催するPGA・オブ・アメリカの推薦出場)から出られるだけで感謝している。これだけいいゴルフをしたのはいつ以来か思い出せないけれどメジャートーナメントでノーボギーのラウンドはいつでも楽しい」

ラウンド後は欧州勢のプレーぶりをチェック。本来なら自分のゴルフより候補に上がっている選手を偵察することが目的だったが飛ばし屋有利のコースで持ち味のショートゲームが冴え「うれしい誤算」と表情を緩ませた。

もうひとりのキャプテン、ブラッドリーも3アンダー68、9位タイにつけると「今年もっとも堅実なプレーができた。今日のラウンドにはとても満足している」と達成感を滲ませた。

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ドナルドが上位にいることにも「興奮した」といい「試合が終わったら彼にメッセージを送るつもりだ。彼が素晴らしいプレーをしてくれたこと、この試合に出場してくれたことをどれだけうれしく思っているかを伝えたい」。

ブラッドリーいわく「日々どれだけ周囲に目を配り、どれだけのプレッシャーにさらされているかを理解し合えるのはキャプテンだけ。そのなかでルーク(ドナルド)が素晴らしいラウンドを見せてくれたのは本当に感慨深い」。

プレーイングキャプテンも期待されているブラッドリーは「(キャプテンと選手の)両立は難しい。でも優秀な副キャプテンもいるしチームのためならできることは何でもする」と決意を新たにした。

まだ先は長いが欧米両チームのキャプテン対決にも注目だ。

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