
解説 鞍部飛蔵くらぶとびぞう
ゴルフギア研究所所長。某メーカーで開発に携わった後、自分の理想のクラブを求め飛び出した。本当に使って良いクラブは何かを日夜研究している。
フィッティングの現場で人気のZXi MAXと5HBを投入! これなら90切れそうだ

ZXiシリーズから新たにラインナップされた「MAX」ドライバー。4機種あるモデルの中で最も寛容性とつかまり性能が高く、打ち出し角、スピン量もやや多めと扱いやすい。スライサーが7割とも言われる一般アマチュアとのマッチング率が高い
ミスカバー力が高い! やさしさ満点セッティング

【1W】ZXi MAX DRIVER(10.5度)
【5W】ZXi FW(18度)
【7W】ZXi FW(21度)
【5HB】ZXi HYBRID(25度)
【6HB】ZXi HYBRID(28度)
【6I~9I.PW】ZXi5
【50.54.58】クリーブランドRTX6 ZIPCORE
上は、ダンロップのフィッティングの現場から吸い上げた代表的なセッティング例。このやさしさ溢れるスリクソンがマッチするゴルファーが多いという。鞍部所長の見立ては?
「ZXi MAXドライバーがハマる人が多い点に注目だ。アスリート系らしからぬ寛容性の高さに加え、つかまりの良さも選ばれる大きな理由。打点ずれに強く、ナイスショットはドローで飛ばせる。ゼクシオXかと思うほどの寛容性とつかまり性能だ。もうひとつは5番、6番のZXiハイブリッド。高弾道なのはもちろん、ヘッドがやや大きくなり寛容性と飛距離性能が向上。より遠くから正確にグリーンを狙える。プロの評価も上々だ」
鞍部所長は、話題のアイアンの〝コンボ〞にも言及する。
「下の番手から打っていくと、どこかで高さが出ずにキャリーの距離が詰まるところが出てくる。そこが切り替えどころ。しかし、ZXi5自体が番手で構造が異なり、そもそもコンボアイアン的でもある。実際の結果を踏まえ、コンボを検討すべきだろう」
好みに応じて自在に組めるZXiの幅の広さ、要注目だ。
KEY CLUB
ハイロフト HYBRID
間違いなく“及第点”のショットが増産される
コースで重要なのは100点満点より70点のショットを打ち続けられるか。その点において5番、6番といったハイロフトのハイブリッドには圧倒的な優位性がある。


ハイロフト HYBRIDはいずれスタンダードになる予感
スピンを抑える!パワーを生かすセッティング
ヘッドスピードが速めでさらに高みを目指すアスリート派に

一般的にパワーヒッターはスピン量を抑えることで適正スピンへと近づき、飛距離アップが図れる。松山英樹も使い、女子プロにも愛用者が多いロースピンのLSドライバーや、ある程度ミートの高さに自信があればアイアン型UTも強い武器に。
KEY CLUB
ZXi LS
松山英樹も選んだ高初速、低スピンドライバー
4機種の中で最もスピン量が少なく高初速も期待できるのがLS。とはいえ極端な低スピンではなく意外とマッチする人も多いのだ。


ZXi LSは前作よりもつかまりがいい
状況対応力が高い!テクニックを生かしたいセッティング
顔のつながりがいいからできるコンビネーションアイアン

適正なキャリーを確保するために、アイアンは3モデルをブレンド。またPWを抜き、46度のウェッジで100ヤード以内の操作性を向上させた。5HBよりZXi4の5Iのほうがロフトが立っているが、飛距離は同等。風などへの対応によって使い分けたい。
KEY CLUB
ZXi 7W
飛距離も出て操作もできるPGAツアーでも愛用者続々
7Wに注目した。硬いグリーンでも止められる高弾道。ZXiのテクノロジーによって飛距離性能も高い。ライへの対応力も優れる。


ZXi 7Wは汎用性の高いクラブだ
女子プロに学ぶセッティング
尾関彩美悠はHB4本態勢で戦う!
【1W】ZXi LS
【3.5W】ZXi FW
【3.4.5.6HB】 ZXi HYBRID
【7~PW】 ZX5 MkⅡ
【50.56度】クリーブランドRTX5 ZIPCORE
簡単に上がって、コントロールも楽という理由からハイブリッド4本態勢、アイアンは7番からという尾関。女子プロの間でもハイブリッドの需要がさらに加速中。
「いい仕事する!」とプロの間でも評価が高い
みんなの「200Yクラブ」研究

左からZXi FAIRWAY WOOD、ZXi HYBRID、ZXi UTILITY IRON

ZXi FAIRWAY WOOD、ZXi HYBRID、ZXi UTILITY IRONは契約外のプロも忍ばせる出来栄えじゃ
スムーズなたわみが初速に転換!
FW、HBにも「i -FLEX」設計を導入。トウ、ヒール側に厚みを持たせることでスムーズな変形を促し、ボール初速に転換する。

SRIXON ZXi FAIRWAY WOOD
ボール初速がアップ!悪条件下にも強い
球の高さはもちろん、飛距離、顔の良さ、抜けの良さなどを備え、スキルの高いゴルファーにも対応する一本。HBが苦手な人にもお薦め。
LINE UP
#3+( 13.5度)
#3(15度)
#5(18度)
#7(21度)

SRIXON ZXi HYBRID
プロの意見をもとにさらに構えやすくなった
2~6HBまで豊富なバリエーションのZXi HB。今回からHBにもネック調整機能が付き、より自分に合ったセッティングが可能に。
LINE UP
#2(17度)
#3(19度)
#4(22度)
#5(25度)
#6(28度)


SRIXON ZXi UTILITY IRON
実は隠れファンが多いI型。
打感がよりソフトに進化
スリクソンのアイアン型UTは契約外選手も使う隠れ人気クラブ。ZXi UTIは鍛造技術の向上とフェース設計により飛距離と打感が向上。
LINE UP
#2(18度)
#3(20度)
#4(23度)
やさしいだけじゃない ZXi 7Wの実戦力
ドライバーとアイアンの間をどう組み立てるか、ここは楽しくも悩ましい。そんな中、急速に市民権を得てきたのが5HBだ。
「やはり5番アイアンより確率が高く、楽に球が上がることは実戦面でかなり有利。球が上がって仕方がない人以外は試してみる価値大だ。ZXiはHBの出来もかなり良い。前出の尾関プロのようにHBをバッグの主役にするのもアリだ」(鞍部所長)
もう1本、鞍部所長が注目するのがZXiの7W。
「楽に上がる、やさしく飛ばせる7Wが多い中、ZXiはフェースの厚みがあり、ある程度力のある人も前に飛ばせるし、技を駆使したい人にも合う。アスリート系ならではの小ぶりで締まった顔も他とは一線を画す」
男子プロにも人気のアイアン型UTもあるZXi。200ヤードクラブも試す価値大だ。
3Wは低重心を狙ってカーボンクラウン採用
ZXi FWは3Wのみカーボンクラウン。これにより高打ち出し&低スピンで大きな飛距離性能を得た。一方、5W&7Wは深重心化により、高弾道で安定した飛距離と方向性を目指した。

写真/三木崇徳
イラスト/マスリラ
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NEW スリクソン ZXi シリーズ誕生 | スリクソン | DUNLOP GOLFING WORLD
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