「木はあるけれど日本のコースに比べてだだっ広いし、芝も難しいけれど外国のゴルフ場に来た、っていう感じがして楽しいです」と昨年金谷拓実の記録を塗り替え史上最年少15歳で日本アマを制し今回主催者推薦で海外デビューを飾ったヤング松山はワイアラエCCの印象をそう表現した。

ソニーオープン・イン・ハワイに参戦中の松山茉生(写真/Getty Images)
現地メディアのインタビューでは「(松山英樹が)兄弟? 親戚? とよく聞かれます。名字のお陰で皆から注目されることが多いですがいいことだと思います」
先週ツアー通算11勝目を挙げた松山との練習ラウンドについては「トーナメントで優勝すること自体が素晴らしいのに、あのスコア(通算35アンダー)をマークするなんて信じられません。とにかく信じられないとしかいいようがありません」
「そんな偉大な先輩と練習ラウンドを一緒にさせてもらってとても勉強になりました」
3年前先輩松山は大逆転でラッセル・ヘンリーを下し83年の青木功以来の大会チャンピオンに輝いた。
「小さい頃からずっとソニーオープンをテレビで観てきました。だから今週ここでプレーできるのは本当に光栄です」(ヤング松山)
初日はまだプレー中、13ホールを終え暫定スコアは5オーバー141位と出遅れたが予選を通って日曜日までこの舞台に立ち続けることを目指している。
一方ハワイアンスウィング2連勝を狙う松山は暫定3アンダー24位タイとややスロースタート。残り3日どんなプレーを見せてくれるか期待は高まる。
直近の5大会の決着はプレーオフまたは1打差と僅差の優勝争いが繰り広げられている。03年にアーニー・エルスが17年にはジャスティン・トーマスがハワイアンスウィング2連勝を飾っているが、その2人に松山が続けるか注目だ。
※文中のスコア、順位は2025年1月10日12時20分時点のもの。